【並行輸入品】Dyson ダイソン Asthma and Allergy Kit の感想

　拙宅では，床掃除のメインは掃除ロボットなので，ロボットが取り残す部屋の隅，建具や家具などの清掃のためDC６２を使用しています。
　したがいまして，床掃除用の大きいブラシよりこれらのツールの出番が多く，かなり重宝しております。
　他の皆様のレビューにもあるように，機能的には申し分なく，特に隙間用ノズルはかなり狭い家具の隙間の奥まで入ってくれるので，従来取り残していたホコリがきれいになりました。
　補足しますと，「布団ツール」は柔らかい掛け布団などではツールの口にぴったり張り付いてしまい，動かすことが困難で空気の流れが遮断されるため安全装置が作動してクリーナーが停止してしまします。ベッドのマットレスなど堅く重い物は，少し力が必要ですが，便利に使えます。
　また，「ソフトブラシツール」は家具やパソコンなどの掃除に向いていますが，想像より毛足が短く，かつ，柔らかくありません。
　ダイソンの公式通販サイトですと，この３点で１万５千円を超えるようですので，私がこのサイトで購入した際は半額以下でした。イギリスの会社はやはりアメリカの方々には日本人よりお優しいのでしょうか。
　良い製品ですが，私の場合，３つのパーツそれぞれ利用頻度が相当違います。購入御検討中の皆様は，御自身の利用目的を良くお考えになることが賢明かと思います。
　

この商品には、(1)ブラインド掃除用のノズル(ソフトブラシツール)、(2)クネクネ曲がる細長いノズル(フレキシブル隙間ノズル)、フトン・カーペット用のノズル(フトンツール)、の３点が入っています。私は、ハンディタイプのDC35で使用しています。

(1)ブラインド掃除用のノズル
この向きでブラシがついていてよいのでしょうか？ブラインドは垂直に付いているものです。このブラシは、掃除機のノズル口に大して直線に並ぶので、正直ブラインド掃除しづらいのではないかと思います。ブラインドと掃除機が干渉してしまうのです。ハンディタイプだからかもしれませんが。買ってからあまり使っていません。

(2)クネクネ曲がる細長いノズル
クネクネ曲がる部分が収納されている時は、およそ36 cmです（着脱式のブラシ部を含む）。クネクネ部を伸ばしだすと約+20 cm（全体で約56 cm程度）となります。クネクネ曲がるのが役に立つのかどうかは正直分かりません。しかしなにせ56 cmもあるので、机の後ろだとか、本棚と壁の間、冷蔵庫と壁の間など、狭い場所の埃掃除には大変役に立ちます。ノズルの細さは、横方向最大2.5 cm、縦方向最大3.5 cmです（クネクネ部はより細い）。狭い場所にもよく入ります。

(3)フトン・カーペット用のノズル
フトン専用の掃除機ツールというのは、ダイソンに限らず市販品が多く出回っています。日本製のものに比べると、「これでフトン掃除は無理でしょ？」という印象です。
日本製のものは、伝統的な布団掃除の方法に則っていますので、まず布団の「タタキ」に重点が置かれています。布団の中の埃を叩き出すために、ノズルのローラーが回転しながら埃を叩き出す構造のものが多いかと思います。
ダイソンのこれは違います。単に吸い込み口があるだけです。布団に密着しやすいような先端部、というだけです。布団表面の埃はもちろん吸いますが、叩き操作はないので、ダニの死骸を吸い込むまでできるかどうかは疑問ですね。