モバイルバッテリー 大容量 21000mAh タブレットPC スマートフォン の感想

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説明書にも書いていないスペックが分かりました。
技術屋なので、動作確認後すぐに分解しました。

ACアダプタは100〜240V対応のユニバーサルタイプ。
出力は16V 2Aでした。
充電入力は12〜24Vまで対応しているようです。（12〜16Vが最適）

内部は3.7V 3500mAhのリポセルが2並列が3直列になっていました。
正しい容量の書き方は、11.1V 7000mAh 77.7Whです。

付属の変換プラグは幅広く、ほとんどのものに対応できそうです。
ただし、新型iPhone（Lightning）、ガラケー（docomo/SBM/au）用は付属していません。
ノキアの細ピンとエリクソンのは付いているので、付属品は基本的に海外向けという感じです。
ACアダプタは日本仕様のプラグで、安全認証のPSEも取得されていました。問題ありません。

ここからが本題です。
説明書にも書いていない出力定格は次の通りです。

　USB 5V：800mA
　8.4V：3A
　9.5V：3A
　12V：3A
　16V：3.8A
　19V：4.25A
　24V：2.8A

注意事項があります。
中華製品でよくあるのですが、内部の絶縁に紙テープが使用されています。
背面に強い力をかけないように十分注意して扱う必要があります。落下はご法度です。

＜追記＞
満充電後の実質容量を測定しました。
16VのノートPCに繋いだときを想定した負荷設定です。
結果、実質容量は約65Whとなりました。
セル容量は77.7Whですから85%程度の出力が得られる計算です。わりと良い方です。
77.7Whを3.7VのmAh表示に換算すると、17700mAh相当です。
この、「満充電後に実際に取り出せるパワー」が重要です。
変換ロスは15%程ですから、なかなか良い性能だと思います。