腎臓病の人のおいしい食事 (主婦の友ベストBOOKS―よくわかる食事療法シリーズ) の感想

クレアチニン値（腎臓）の悪化と、高血圧、痛風のため、自主的に食事制限をするために購入しました。

本書の構成は、大きくわけて3部構成になっています。
1部は食事療法についての資料とコラムがあります。
2部はレシピ集です。
3部は食品成分表です。

資料とコラムは、腎臓病を悪化させないためにはどういう考え方で食事療法を進めていけばいいのかが記されています。
医者から「腎臓が悪くなってきてる」と言われたから食事に気をつけよう、という方から、本格的に食事療法を始めないといけない、というような食事療法の初心者の方にはピッタリの内容だと思います。

レシピは約200のレシピが掲載されています。各レシピにはカロリー、タンパク質、塩分、カリウム、リンの量が記載されています。
「こういうメニューだとカリウム量が少し多いかな？」「これはタンパク質が少ないのにボリュームあるかも」と、眺めているだけでも料理によってタンパク質、塩分、カリウム量などのだいたいの傾向が分かってきます。
本書は全ページカラーで、料理の写真も鮮明に写っていて、眺めているだけでも楽しいです。

食品成分表はおまけ程度です。
私は専門医からは、タンパク質3グラムを1単位で考える単位式で食事指導をされ、1日の摂取量は60単位以内の制限を受けました。本書の成分表は載っていない食材もたくさんありますし、1単位の目安はどのくらいなのかも計算しないと分かりません。そのため、単位式で食事指導をされている方には、食材の成分表に関しては別の本を購入されることをおすすめします。私のおすすめは、「腎臓病食品交換表―治療食の基準」です。一般的な食材を見やすく網羅されています。

…まとめると本書は、