鍼灸治療基礎学―十四経絡図譜解説 の感想

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参照データ

タイトル鍼灸治療基礎学―十四経絡図譜解説
発売日販売日未定
製作者代田 文誌
販売元鍬谷書店
JANコード9784752910114
カテゴリジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 伝統医学・東洋医学 » 鍼灸

購入者の感想

私は鍼灸治療従事者ではありませんが、躁うつ病を長年患っており、特にうつの症状が身体化し、強い痛みを伴うので苦しんでいました。
「せんねん灸が効く」と本で読んで以来、よく自宅でお灸をしていたのですが、
「なんで、こんな所が痛くなるんだろう?」という経験が多く、不思議でたまらず、精神科の専門医にも説明してもらえない為、自分で調べてみようと本書を購入しました。

読んで驚きましたが、「載ってないツボ(経穴)は無いんじゃないか」と思うほど、全身に点在する無数の経穴について、詳しく、位置や名称、治療上の効能の数々までもが、事細かに説明されております。
この本で、「今日、こんな所が痛い」という箇所を、巻頭の経絡図から調べてみると、その痛みの部分が、ちゃんと名前の付いている経穴であると判明して驚きました。
「えっ、このすっごく痛いトコ、ツボなの!?」と、この時点でかなりびっくりするのですが、さらに索引でその経穴の説明ページを調べ、読むと、自分の身体疼痛の原因まである程度たどる事ができました。
365箇所あるとされる経穴でも、特に重要とされる箇所は、著者の豊富な治療経験について詳しく書かれており、その臨床研究の深さは大いに参考になり頭が下がります。

校訂者である澤田健先生は、長年鍼灸治療に携わる中、独自に中国の医療文献の古典を勉強され、それは著者の代田文誌先生に引き継がれ本書が生まれた訳ですが、とにかく、「偉大なる仕事」であると言えます。
精神科医にも説明不能な私の身体疼痛を、この本で調べると、「それは腎臓、つまり、恐れの感情が原因」とか、「それは心臓、つまり、憂いが原因」とかいうように、痛みの背後にどんな心身の状態が存在するかまでも突き止める事ができたのです。
また、それに対処する為の経穴も書かれており、今は毎日特に重要なポイントに施灸しています。
具体的な症状・病気について対応する経穴を調べる際、巻末に「治療索引」「病名・症候索引」があるので、本書を利用する際の道標にしています。
ただ、経穴の場所を示すのに寸尺法が用いられていたり、原典から引用した漢文や解剖学的用語がバンバン登場したりします。

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