犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語 の感想

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参照データ

タイトル犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語
発売日販売日未定
製作者山口 花
販売元東邦出版
JANコード9784809410956
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 動物学

購入者の感想

 今朝の「王様のブランチ」で紹介され、無性に読みたくなり、手に取った本です。
 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。とかくこの世は住みにくい……」。
  有名な夏目漱石の小説「草枕」の冒頭の一文ですが、「本当に、この世って、決して住みやすいところではないなぁ……」と思う今日この頃。
 周囲からは反対されているけれども、この本を読んで、「やはり、もう一度ワンコと暮らしたい」という気持ちが強くなりました。
 でも、まだ、天国の風ちゃんがやきもちを妬くかなぁ……。
 ワンコの魅力は、たくさんあるけれども、一番は「無償の愛」。
 ワンコは、困っている時、悩んでいる時、悲嘆にくれている時、必ず寄り添い、癒してくれる。それほどワンコは、人の気持ちに敏感なんです。でも、決して見返りなど求めません。
 感情も、表現方法もストレートで、人間世界にある駆け引き、探り合いみたいなものはない。「その言葉の裏にあるものは……?真意は……?」などと考え込む必要もない。
 だから、人間も、他人には話すことを躊躇するような思いもワンコには素直に吐露できるし、それによって、自分の奥底にある本当の気持ちに気づいたり、揺れ動いていた意思が固まったり、進むべき方向性を見い出すことさえある。
 ワンコの瞳には、自分の気持ちが映るのです。
 まだまだ迷いの中にある私には、やはりワンコが必要なんです。
 第1章 飼い主から愛犬へ−では「リン」と「ライダー」、第2章 愛犬から飼い主へ−では、「ユウ」と「デン」の話で、私は号泣してしまいました。
 ワンコと暮らしている人、暮らしたことがある人ならば、14の物語のうち、一編以上は、琴線に触れるものがあるのではないでしょうか。
 人間の大切なパートナーのワンコ。
 「全てのワンコが大切にされ、幸せであるように」と心から祈ります。
 
 
 

犬を飼ったことはありませんが、カバーに目が留まり買いました。14の短編はプロットが明快で文書も軽やか、読みやすい翻訳本のよう。犬を飼っていない、オヤジの私でも感情移入してしまったので、犬好きの方なら涙ぐんでしまうんではないだろうか。登場人物は子供、女性、男性と広く、誰が読んでも温かい気持ちになれそうで家族にも勧めたいと思っています。

犬を買っている私なので、タイトルと装丁が気になってさっそく読んでみました。
14編のオムニバス小説で読みやすく、内容の面白さもあって一気に読んでしまいました。
著者デビュー作とありますが、泣かせる筆力と各物語の展開はすごいと思います。
飼い主と愛犬のキズナには、本当にジーンとくるものがありました。
第一章は飼い主からの目線、第二章は愛犬からの目線で互いの愛情が綴られていますが、
犬目線で書かれた第二章が特によかったです。
目頭が熱くなり、思わず愛犬のシーズーを抱きしめてしまいました。
著者の次回作を期待しています。

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