未来のイノベーターはどう育つのか――子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル未来のイノベーターはどう育つのか――子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの
発売日販売日未定
製作者トニー ワグナー
販売元英治出版
JANコード9784862761798
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

フラット化する世界の中でどのように生きていけばいいのか。いわゆる先進国に暮らす私たちにとって避けることが出来ないテーマである。インターネットの普及、新興国の発展、物流網の発達、そして機械との競争によって、多くの職が失われてしまっている。この問題は自分たちの世代だけにとどまらない。子を育てる親にとって、将来、子供たちがどのようにすれば幸福な生活を送れるだろうか、食いっぱぐれないためにはどうしたらいいだろうか、と悩みの種である。

『フラット化する世界』、『クリエイティブ・クラスの世紀』、『ハイ・コンセプト』、『ワーク・シフト』、『機械との競争』、『年収は「住むところ」で決まる』といった書籍を読んでくると、先進国に暮らす私たちが働いて食べていくためには、(接客や肉体労働を除くと、)新興国や機械に代替されない仕事、つまり、新しいものを産み出したり、新しい違いを創り出す、いわゆるイノベーション分野の仕事が不可欠であることが分かる。

本書は、イノベーターとして成功した人にはどんなスキルがあるのかについて、飛び抜けて独創的な20代の若者たちの話を聞き、彼らに大きな影響を与えた子育て、教育、指導を研究したものである。これまで、企業経営とイノベーション、都市とイノベーション、国家とイノベーションといった分野では、たくさんの類書があったが、本書は、『子育てとイノベーション』という分野で私たちに新しい示唆を与える。

研究によれば、人間は新しい可能性を探り、実験し、想像する欲求、つまりイノベーションを起こす内的欲求を持って生まれてくる。赤ん坊は潜在的イノベーターの資質を持って生まれるのだ。しかし、イノベーターとして必要なのは、専門性やクリエイティブ思考だけでない。重要なのはモチベーションである。しかし現実の世の中では、型にはめる教育により、赤ん坊のイノベーターの資質が伸ばされることはめったにない。親が子供の内的モチベーション(好奇心、想像力、自分の周りの世界に対する関心)を育むことが何より重要なのだ。

では、どうすれば子供の内的モチベーション(好奇心、想像力、自分の周りの世界に対する関心)を育むことができるのか。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

未来のイノベーターはどう育つのか――子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

アマゾンで購入する
英治出版から発売されたトニー ワグナーの未来のイノベーターはどう育つのか――子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの(JAN:9784862761798)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.