ソーシャルデザイン実践ガイド――地域の課題を解決する7つのステップ の感想

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タイトルソーシャルデザイン実践ガイド――地域の課題を解決する7つのステップ
発売日販売日未定
製作者筧 裕介
販売元英治出版
JANコード9784862761491
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般

購入者の感想

著者は
「ソーシャルデザイン」
=人間の持つ「創造」の力で社会が抱える複雑な課題の解決に臨む活動

「デザイン」
=問題の本質を一挙に捉え、そこに調和と秩序をもたらす行為
=美と共感で人の心に訴え、行動を喚起し、社会に幸せなムーブメントを起こす行為
と定義している。

著書では「社会課題」を深い森にたとえ、「ソーシャルデザイン」をその深い森に道を作る活動として、7つのステップに分けてわかりやすく説明されている。
目次を見るだけで、ソーシャルアクションに対して俯瞰できるので、目次を紹介したいと思う。

地域の課題を解決する7つのステップ
’@ 森を知る
・社会課題を大きくつかむ
・現場を歩く
・先人から学ぶ
’A声を聞く
・社会課題を「自分ごと」にする
・住民の声を聞く
・管理者の声を聞く
・森の活動家の声を聞く
・声を記録・編集・共有する
’B 地図を描く
・旅の必需品「イシューマップ」
・「イシューマップ」の情報
・地図を描くための高度な情報整理
’C立地を選ぶ
・立地=あなたのプロジェクトイシュー
・最適な立地の定め方
・小さな成功を見通せるイシュー
’D 仲間をつくる
・みんなでつくり、守る「道普請」
・ともにつくる仲間
・社会を動かす仲間
・仲間づくりのためのワークショップ
・資金づくりは仲間づくり
’E 道を構想する
・道のアイデアをつくる
・基本の型 ブレインストーミング
・ソーシャルデザインのための3つの型
・アイデアを統合・検証する
’F道をつくる
・とにかく、つくる! プロトタイピング
・体験のプロトタイピング
・モノのプロトタイピング
・事業のプロトタイピング

とてもシンプルでわかりやすく「デザイン」された本で、とても読みやすかった良書だった。

分かりやすく、使い勝手がよいという印象。
ソーシャルデザインを「森の中に道をつくる」ことにたとえて、そのステップごとに解説をしているが、
一つ一つが具体的であるため、具体的に行動をしてみようという時に参照できる。
たとえば、「取材のテクニック」など、こういうものがあるだけでも初心者にとっては頼りになると思う。
洋書を翻訳したわけでもなく、日本人が書いていることもあり、文章も非常に理解しやすい。
適度に写真が挿入されているのも読みやすさを助長している。

著者の筧さんには前から興味があったが、エピローグの「ソーシャルデザインのエッセンス」に、筧さんの人となりが少し映しだされているようにも感じた。

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