匠の技法に学ぶ実践・家族面接 の感想

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家族療法の使い手3名の方カウンセリングが比較できます。

「三人の家族療法家」の章で長谷川さんが解説しているほどに理解はできていませんが、
東さん、水谷さん、若島さんそれぞれのアプローチを比べることができます。

構造的アプローチ、ソリューションフォーカストアプローチ、ＭＲＩアプローチ、それ
ぞれのアプローチのちがいに、それぞれの使い手の個性も加わって、それぞれに独特の
世界が広がっています。

フィードバックはいただけても、実践の場面を見せてくれない「大家」には疑問を持って
きました。この3人の方は、デモンストレーションを見せてくれるだけでも本物ですし、
ましてや同じケースに対するアプローチを比較できる形で見せてくれたことは、手放しで
尊敬できます。ご自分の技に自信をもっているというのはあるでしょうが、そんなことよ
りも、うまくいかなくても伝わるものはある/伝えたいものがある、という思いが強いので
はないかと思います。

細かな技に目が行ってしまい、全体を見渡せていないので、あと何度か全体と部分を行っ
たり来たりしながら、この本を楽しんでみたいと思います。