新訂 徒然草 (岩波文庫) の感想

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参照データ

タイトル新訂 徒然草 (岩波文庫)
発売日販売日未定
製作者吉田 兼好
販売元岩波書店
JANコード9784003011218
カテゴリ古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » 日記・随筆

購入者の感想

注釈がひどい 西尾実が墓の下で泣いているかも

初段『つれづれなるままに・・あやしうこそものぐるほしけれ』
>注釈四 妙にばかばかしい気持ちがすることだ。
=コメント バカバカしかったら評論家吉田兼好が243段も書くはずがない

もうひとつ【つれづれ・・】
七五段『つれづれわぶる人は・・』
>注釈:することもない生活のものわびしさをつらく思う人は、どのようなこころもちであろう

若者よ 注釈は無視して本文を味わうことを勧めます
できれば、アマゾんで旧字旧仮名遣いの古本がよいでしょう 

以下のことばを味わってほしい
そして数十年経って老年になって、本当に味わいを直覚(小林秀雄語)するかもね

小林秀雄
◎兼好は、徒然なる儘に、徒然草を書いたのであって、徒然わぶるままに書いたのではないのだから、
書いたところで彼の心が紛れたわけではない。紛れるどころか、眼が冴えかえって、いよいよ物が見えすぎ、
物がわかりすぎる辛さを、「怪しうこそ、物狂ほしけれ」と言ったのである。・・(略)・・・

松岡正剛
◎世の連中がつれづれになれない感覚、すなわち「じっとしていられなくなる感覚」はどういうものかと問うた。

小林さん、セイゴウサン引用させていただきました 拝

アフォリズムが満載。どきりとしたり、にやりとしたり、心底納得したり、うーんと考えこんだり、読んでいてとにかく忙しい。仏教思想に裏づけられた文章が、閉塞感に満ちた現代を生きる読者の胸の深いところに、するりと入ってくる感じであろうか。エッセイの古典であるだけあって、レトリックの巧さにも唸らざるをえない。注も親切で、一つ一つの章段も短いのでとっつきやすい。どの段から読んでもいいというのも魅力的である。軽く読み流したり、じっくり味わったり、いろいろなつきあい方のできる一冊だ。

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