SONY サイバーショット DSC-RX100M2 の感想

　RX100を購入し、正直満足していたのですが、家族がもう一台カメラを所有することになり、思わずM2に手を出してしまいました。
　初代との大きな違いは、
　（１）１インチのCMOCSが裏面式となり、暗所により強くなった。
　（２）液晶が可動式となり、ハイ・ローアングルが写しやすくなった
　（３）ホットシューがつき（今はマルチインターフェイスシューと言うのだそうですが）ビューファインダーなどが取り付け可能となった。
　（４）Wi-Fi機能がつき、コードレスでもデータが転送可能となった。
　の４点かな、と思いますが、正直（１）については元々HRD機能（カメラ内で写真を合成することにより逆光や夜景などもきれいに撮れる）がついており、ISOを１段上げることができるといっても今までで不満を感じることはありませんでした。また、’（２）（３）についても個人的にはそれほどの魅力は感じません。自分が手にしている個体では、液晶の稼働が結構堅く、まごついている間に被写体が動いてしまいました。さっと構えて連写で撮った方がよほどいいかと。
　購入する前は（実は一番馬鹿にしていた）（４）の機能、ちょっとあまりにも低価格の機種にありがちなお手軽機能･･･と思っていたのですが、これは素晴らしい！クラウドを使いRX1002→スマホ→PCへ自動に転送できるように設定しておけば、自分が管理するホームページへのアップも旅先などで非常にスムーズに行えます。またスマホのストレージを大容量にしておけば、カメラ自体のカードの容量も気にせず撮影でき（このへんはカメラ内のカードの容量を大きくしておけばいいのかもしれませんが）非常に便利さを感じます。スマホからのシャッターというのは、まあリモート機能を使う方なら便利でしょうけれど自分ではあまり恩恵を感じませんが。
　自分勝手な結論から言うと、カメラとしての機能や写真の質はRX100で何の不足も感じない。ただ、便利機能の恩恵にあずかろうとすると当然RX1002の方が「便利だ」と思います。ただ、ファームウエアなどRX100は今までアップがなく、２が出たとすれば今後も期待できないかと。今後の将来性や拡張性も考慮に入れるなら、やっぱり２の方が長くつきあえるのかなって思います。