ガールズ&パンツァー -スタンダード版- 1 [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルガールズ&パンツァー -スタンダード版- 1 [Blu-ray]
発売日2013-05-28
監督水島努
出演渕上舞
販売元バンダイビジュアル
JANコード4934569356062
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

かつて戦車をアニメできちんと動かすのは困難だった。
時は移り、技術の進歩でCGが使えるようになった。
しかしCGで戦車を動かせるからといって実際に劇中で戦車をカッコよく見せられるかどうかは全く別の問題だし、キャラに魅力がなかったりお話がつまらなかったら台無しだ。
このアニメは、その辺を全部クリアしてるのが凄い。戦車戦をメインに扱ったアニメのエポックでありながら、エンターテイメント作品としてのトータルの完成度が非常に高い。
1クールの中で何をどう見せるか、何を捨てるかのバランス感覚も絶妙。一本芯がとおっていて、かつ各分野のスタッフそれぞれのスキルが高く、すべてが見事に結実した作品という印象だ。

固定ファンの付いた既存のモノを扱う時は、必ず反発が湧き起こるものだ。
かくいう私も以前から趣味で戦車のプラモデルを作っていた人で、放送前は萌えアニメに戦車を添えた程度のイロモノなんじゃないのとかなり批判的に構えていた。しかし見て180度印象が変わった。
確かに戦車のスピードが速すぎるんじゃないかとか、いくら安全に配慮したシステムを搭載してても何故ミニスカートで乗るのか、とか現実世界と比べ出したら気になる。
しかし、そういうことはこのアニメでは気にすることじゃないですよ、というのは実際ガルパンを見たら分かる。そういうことが気にならないくらい熱くなってしまう。戦車が速いのは盛り上がるからだし、ミニスカートなのは嬉しいからだ。それでいい。
学園艦などの舞台装置を用いて世界観を構築するなどワザを効かせるのもうまい。こんなアホみたいに巨大な船が普通にある世界だから、前述のような疑問など些細なことに思えてくる。
リアリティの中に小さなウソを混ぜて説得力を持たせるのはSF作品でよく見られる手法だが、ガルパンの場合序盤から学園艦という大きなウソをぶち上げることで、小さなウソを意味消失させているわけだ。

ガールズ&パンツァーは、戦車という既存のモノを使いながら、新たに戦車ファンを増やすことに成功したばかりか、私のように美少女がいっぱい出るアニメをスルーしていた層までも引き込んでくれた。

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