カオスノート の感想
参照データ
タイトル | カオスノート |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 吾妻ひでお |
販売元 | イースト・プレス |
JANコード | 9784781612423 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL |
購入者の感想
多くは2コマでオチがつくスタイルで一コマ有り4コマ有り。漫画の記号を駆使か無視しつつ妄想?を画像化していった作品。これらを書いたのは「取材旅行」後であり断酒後との但し書きがある。しかし最後の方に鉛筆のラフな作品が1つだけ残されているのは何故?閑話休題 昔の吾妻ひでおから余分なモノを取り去った結果の様な気がする。ストーリー性を持たせれば「夜の魚」になるし ふっと思い浮かんだ考えをそのまま(ではないと思うが)書き付けたこの作品群が面白い。ホント余分なモノを削ぎ落とすと漫画ってこうなるんだ。
リトルメジャー@吾妻が過激極まりない人生を徘徊中だが「ビッグマイナー@いしかわじゅん」氏はどうなった?
リトルメジャー@吾妻が過激極まりない人生を徘徊中だが「ビッグマイナー@いしかわじゅん」氏はどうなった?
読んでいてムリがあるというか、展開がつらくなるナンセンス・ギャグというか、作者がネタで悩んでいるのが感じられる不条理ギャグなどではなく、まるで俳句のように、淡々と日々わきあがる妄想を五七五でまとめるように「対象化」しています。
思い出したのは「咳をしても一人」の尾崎放哉。放哉の自由律俳句が孤独の中で歌った絶唱ならば、吾妻さんの日記風マンガは家族に守られながらもどうしようもなく感じる孤独を突き放して描いています。
飛び出す絵本、崖を登る、漂流などの連想が続いてシリーズとなるのも自由。再び始まるのも自由。そのリズムの中に孤独が広がっていきます。
思い出したのは「咳をしても一人」の尾崎放哉。放哉の自由律俳句が孤独の中で歌った絶唱ならば、吾妻さんの日記風マンガは家族に守られながらもどうしようもなく感じる孤独を突き放して描いています。
飛び出す絵本、崖を登る、漂流などの連想が続いてシリーズとなるのも自由。再び始まるのも自由。そのリズムの中に孤独が広がっていきます。