大学入試攻略数学問題集 2015年版 (河合塾シリーズ) の感想

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参照データ

タイトル大学入試攻略数学問題集 2015年版 (河合塾シリーズ)
発売日販売日未定
販売元河合出版
JANコード9784777214679
カテゴリジャンル別 » 教育・学参・受験 » 高校教科書・参考書 » 数学

購入者の感想

2014年入試出題から数学I A II B IIIまで全範囲網羅しています。

<要旨>
・難度はやや易から標準まで。やや難〜難は無し
・収録問題の難度はそれほど高いとは言えない
・しかし解法マスターがメインの本。解答冊子の厚さは問題冊子の3倍
・国立の骨太問題は少ない、その分解法マスターに向いている
・166問と少なめ。8月からでも2-3周できる
・やや難から難は合否に関係しないので始めから手をつけない、という戦略の本

驚くのは私立大学の収録の多さです。稀に名前を聞く大学、中堅より下の大学の問題が全体の約1/4収録されています。東大、阪大、東北大は1題です。国立地方大学が多めに収録されていますが約半数が私立大学。この問題の選び方には訳があります。

巻頭には「入試問題で使う解法をマスターして欲しい。ここに収録した解法はどれも身につけていなければならない」とかなり確信をもって書かれています。その観点からもう一度問題を見直しますとなかなか上手いこと収録したなあという気がします。むやみやたらに難しい問題は避けられていて「身につけるべき解法はどれか」の観点から問題が選ばれています。入試問題は「解法マスター」のために作られてはおりませんので、解法マスターのために純粋に取り組むべき問題を選定してある点は素晴らしいです。余計な条件が沢山入っていると「学ぶべき解法はどれか」が見えなくなります。

もうひとつ良い点は解答が丁寧であるという点。解答のはじめにはまず「方針」が書かれてあり、そこに着目するのが狙いです。方針をしっかり立ててから計算する、これがこの本に良さです。力任せに計算を始めるとしばしば入試問題は爆発しますが、それを避けるように書いてあります。解答は問題のページの3倍の厚さがありますし、じっくり丁寧に説明されています。

複素数平面問題は153番から8題収録されています(1997-2005年の出題から収録)。その難易度も難問は避けられて、実際に点差の付きやすそうな問題に絞られています。ここもなかなか上手いです。

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