ハクメイとミコチ 2巻 (ビームコミックス) の感想

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参照データ

タイトルハクメイとミコチ 2巻 (ビームコミックス)
発売日販売日未定
製作者樫木祐人
販売元KADOKAWA/エンターブレイン
JANコード9784047293946
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

現代の絵本。書き込みの緻密さ。ストーリーのわかり易さと、それを支える裏付けされた設定の安定感。これを超えられる漫画は現在存在しないと言い切れる程の完成度。まだまだマイナーな作品だけど、これは10年後にも普通に残すべき傑作漫画。

単行本の帯の1コマ「ハクメイ、美容院へ行く」と、本編141ページの同じコマを見比べてみてください。
帯のコマがハクメイの首あたりまで見えているのに対し、本編のコマでは鼻のあたりまでしか収録されていません(ハクメイに鼻ないですが……)。

1コマ1コマを「絵」として楽しめる作品であるだけに、これではやはり勿体ないですし、2巻では1巻になかったカラーページも収録されているので余計に口惜しい。

そこでハクメイとミコチが載っている雑誌を調べてみると、バックナンバーが購読できるものでした。
ハルタ(旧fellows!)という雑誌です。
厳密には雑誌ではなくコミック扱いの大型本で、書店で見かけるたび綺麗な表紙だなと思っていたのですが、調べてみると「見出し以外の煽り文が無い表紙」「自社広告を含む一切の広告要素を排除」といった、漫画のために商業要素を切り捨てた狂った装丁の雑誌らしいので、なるほど載ってる作品も作者がいい意味で異常な愛を込めている漫画ばかりでした。

実際お布施と新規開拓の意味でいくつか買ってみたのですが、大正解でした。
まず発色が全然違います。
美しい、大きい、迫力がある。本を広げて無理やり見てたあのコマが細部までしっかり綺麗に見える。
そしてこれだけ凝っている大型本が700円で買えるお得感……。
単行本との比較画像をアップしましたので、実際にどれだけ違うのかぜひ確かめてみてください。

なんか単行本ではなく掲載誌のレビューみたいになってしまいましたが、それだけ「ハクメイとミコチ」という作品には、素晴らしい絵と、キャラクターと、作者の愛が込められていると思っていただければ幸いです。

ちなみにアップした画像の大型本は、Fellows!Q.E.D. です。
http://www.amazon.co.jp/Fellows-Q-2012-AUTUMN-Q-E-D-%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4047283584

一巻に続き小人さんの日常を描いていて非常に面白いです。

一巻では見た目や話し方で性別がどちらかわからない様な感じがありましたが(ハクメイやセンなど)、今回は帯にも小さな女の子と書いてありハクメイも言いましたね。

もしかしたらハクメイは女の子ですか?と言う質問が多くあったのかも知れませんね(笑)

ミコチと風呂に入っているので同性だとは思ってましたが、小人の世界では性別という概念が無いというかあやふやなのかな〜とも考えてました。

単行本を楽しみに待っている作品です!

丸っこい絵柄でありながら奥深い世界観のハクメイとミコチの第2巻。
今巻は既存のキャラを深めつつ世界の広がり、その中で生きる小人含め、自然の中で生きる姿がひしひしと感じられました。
食い物が旨そうなのは作者の料理好きこそすれだったというワケですね。
半年に1度くらい出てくれればいいなーというのは野暮でしょうか。
次巻も楽しみにしております。

センかわいすぎます

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