ハミングバード [DVD] の感想

アドレナリンやトランスポーターシリーズ、メカニックなどジェイソンステイサムの映画は大好きです。
しかし、この『ハミングバード』はどうしても好きになれません。なぜならほとんどジェイソンステイサムがアクションをしていないからです。映画のジャンルはアクションスリラーとなっていますが、見た感想ではサスペンス時々アクションと言ったところだと思います。

あらすじは．．．ジェイソンステイサム演じる主人公の元兵士が過去に軍法違反を犯したため、軍から逃げ路上生活者として暮らしている。しかし、ふとしたきっかけから再起していく．．．と言ったところでしょうか。

まぁ感想としては、こんな重い設定のくせに中身がスッカラカンだったって感じです。主演のジェイソンステイサムもエクスペンダブルズ３の片手間にやっていたのか、ほとんどアクションもなく、基本性格クソな主人公の心情も伝わってきませんでした。
特定映像で監督スティーヴン・ナイトさんが「自分で脚本を書き、監督をやるのが夢だった」みたいな事を言っていたのですが、その結果がこれだと思うと少し残念です。

やっぱりジェイソンステイサムにはアドレナリンの破天荒なキャラや、トランスポーターやメカニックなどのクールな完璧超人みたいな役をやってほしいです。

あと最後に、ジェイソンステイサムのアフガニスタンでの迷彩服？姿はすごくかっこよかったです!今度アフガニスタンをメインに映画撮ってくれないかなぁ~

過去のトラウマを抱える兵士が、イギリスで偶然金持ちの自宅に侵入し、その人物に成りすます。

ある女性の死の真相を調べるうちに出会った修道女に惹かれていくが、彼女にも壮絶な過去があった、という話。

アクション映画っぽい触れ込みですが、全くそんな映画ではありません。アクション要素は皆無。

ステイサムにしては珍しく、トラウマを抱えた兵士が人の心を取り戻していくドラマ映画です。

確かに寂しい心のうちを捉えた作品なのですが、カタルシスが得られるわけでもないし、悲壮感が全編に溢れていた楽しめませんでした。

とにかく、アクション映画ではないので、その点は注意して下さい。