A Letter Home の感想

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参照データ

タイトルA Letter Home
発売日2014-06-02
アーティストNeil Young
販売元Reprise / Wea
JANコード0093624939993
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » ロック

購入者の感想

クラシック好きで、実際20世紀前半に録音されたもの(フリッツ・クライスラーの自作自演や、ハイフェッツ、トスカニーニなど)に親しんでいる者です。

音は、たしかに独特です。今の音楽を聞き慣れている方は正直、ビックリするでしょう。
何というか、1930~40年代?SPレコード?
当然ながら、モノラル録音。AAD規格くらいの。真空管?または電気録音初期?みたいな。

この録音ブースは1947年製の簡易ブースらしいですが、
これより少し前の時代、クライスラーやラヴェルの自作自演、カザルスのバッハ無伴奏などをよかったら聴いてみてください(十枚千円台で売られています)。
ああいう感じ、プチノイズだらけの団子っぽい音質です、はっきり言って。
これはまるで、ロバート・ジョンソン(歴史的ブルースマン)の録音のようでしょう。
でも、ダイナミックレンジの広さや立体感的には「高音質録音」ではないでしょうか、これ。
よく聴けば、けして「貧弱スカスカの劣化音」では無いと思いますよ。

これを、アンティークにこだわるジャック・ホワイトと、音の質にこだわるニール・ヤングが、
スタンダードナンバーばかりを集めてアコギ主体で録ったというのが面白い。
私はこう言いたい;ステレオ・ハイテク録音って、本当に 「味わい深い音」 ですか。
FM音質は本当にAMより優れた点ばかりですか。
例えば人の声を聞くのであれば、音が分離するステレオよりも真ん中に集中するモノラルのほうがより「声の人間味」が出てくることがあります。
このレコードも構成音自体はいたってシンプル(声、アコギ、ハーモニカ)なので、
仮にこれをステレオで録って流行のドンシャリマスタリングになどしようものなら、まるで味気が無くなってしまうかもしれません。

「いい音」とは何か、私にとっては改めて考えるいいきっかけとなりました。
ああ、ジャックとニールのレコード全て、LPで聴きたいなぁ。

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