木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか の感想
参照データ
タイトル | 木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | リチャード・E・ニスベット |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 9784478910184 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
素人には大変わかりやすく、対比論の展開が明解でした。東西の思考性向の違いは優劣をつけるべき問題ではなく、両者の歴史的発展経緯の違い(例えば、都市国家形成・自由貿易制と専制君主体制下の農耕的側面など)に根差しているからだという説明(その末裔への心理実験による)は読んでいてわかりやすかった。
西洋(のこども)は、カテゴリー(分類)による語意の習得、増加、即ち名詞をもとにするのに対し、東洋の場合は動詞をもとにするが、そのことが語学的にも、翻訳時にも、あいまいさが現れる、というくだりは興味深かった。英語が15億人の話す言語となったことにも関係あるのではないかと思ったりもした。
西洋(のこども)は、カテゴリー(分類)による語意の習得、増加、即ち名詞をもとにするのに対し、東洋の場合は動詞をもとにするが、そのことが語学的にも、翻訳時にも、あいまいさが現れる、というくだりは興味深かった。英語が15億人の話す言語となったことにも関係あるのではないかと思ったりもした。