絶対わかる化学結合 (絶対わかる化学シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 絶対わかる化学結合 (絶対わかる化学シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 齋藤 勝裕 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061550513 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 物理・理論化学 |
購入者の感想
化学は理科の中で一番嫌いだったが、講義や実験があるので何とかしなくてはならなかった。そこで、いくつか一般化学の本を読んだが、嫌いなせいか全く頭に入らず、むしろもっと化学が嫌いになる始末だった。
一般化学の本は、はじめのほうに原子の構造について解説しているものが多いが、電子配置や量子数などの説明に割いているページ数は多くても10ページくらいであろう。
本書は、言ってしまえばその数ページの部分のために200ページを割いた本である。基本的には見開き1ページでひとつの事柄についてまとめてあり、左側には文章、右側にはそれに関連する図、という2ページ完結性と視覚に訴える構成になっている。したがって、非常にすっきりした印象を受けるし、また文章が簡潔なため、要点がとても分かりやすい。しかしその完結性に起因する部分で、少し難しめの話では、文章が短すぎて分かり辛い部分もいくつか見受けられたが、それは私の勉強不足の責任かもしれない。
ともあれ、何よりもお伝えしておきたいのは、今まで化学が嫌でしょうがなく、全く手を出さなかった私がポジティヴに自分から化学の勉強をしようと思い立たせてくれたのは、紛れもなく本書のおかげであるということだ。
もしも私のように化学が嫌いだが、勉強しなくてはいけない、という状況に置かれている人がいたら、ぜひともお勧めしたい1冊である。
一般化学の本は、はじめのほうに原子の構造について解説しているものが多いが、電子配置や量子数などの説明に割いているページ数は多くても10ページくらいであろう。
本書は、言ってしまえばその数ページの部分のために200ページを割いた本である。基本的には見開き1ページでひとつの事柄についてまとめてあり、左側には文章、右側にはそれに関連する図、という2ページ完結性と視覚に訴える構成になっている。したがって、非常にすっきりした印象を受けるし、また文章が簡潔なため、要点がとても分かりやすい。しかしその完結性に起因する部分で、少し難しめの話では、文章が短すぎて分かり辛い部分もいくつか見受けられたが、それは私の勉強不足の責任かもしれない。
ともあれ、何よりもお伝えしておきたいのは、今まで化学が嫌でしょうがなく、全く手を出さなかった私がポジティヴに自分から化学の勉強をしようと思い立たせてくれたのは、紛れもなく本書のおかげであるということだ。
もしも私のように化学が嫌いだが、勉強しなくてはいけない、という状況に置かれている人がいたら、ぜひともお勧めしたい1冊である。