健康は「内臓さん」で決まる の感想
参照データ
タイトル | 健康は「内臓さん」で決まる |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 伊藤裕 |
販売元 | サンマーク出版 |
JANコード | 9784763132406 |
カテゴリ | ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 健康法 |
購入者の感想
メタボリックドミノ・メタボエイジングで超有名な伊藤裕教授(慶大医)の最新刊。
時間・流れ・連鎖の概念を持ち込んだ教授らしさが良く出た作品である。
人生を決定づけるのは「臓器の時間」だとか。
だから、「臓器の時間」の流れの速さを変えるだけで若さをいつまでもキープ出来る、となる。
恐らく、「エイジングに棹差す事は出来ない。しかし流れを遅くする事は出来る。」
と言う京大医の大先輩・釜池豊秋先生のスローエイジング概念に影響を受けたのであろう。
巻頭で、今話題の「テロメア」は「実際の寿命」とは関係が薄いときっぱり否定する。
そして「実際の寿命」を決定づけるのは「臓器の時間」であり、個々の臓器にそれぞれの寿命が有ると主張する。
特にキーになる臓器が腸と腎臓。
血流量が人体で1位(30%)と2位(20%)の臓器である。
教授はこの二つを老化の「ペースメーカー臓器」と呼んで「食事と排泄」を極めて重要視する。
教授に依れば、この「臓器の時間」を遅くすることは誰にでも簡単に出来るらしい。
即ち生活習慣の改善である。
・低酸素感(チョイきつ運動)・空腹感(カロリー制限)を持ち、ミトコンドリアを鍛え「ピンクミトコンドリア」を獲得する
・正しい時間の沿った生活をリズミックに繰り返す(時計遺伝子)
・いい思い出・メモリーを大切にする(ご機嫌・ポジティブシンキング)
・慣れを取り入れてリラックス
逆に、生活習慣を蔑にして時間を加速してしまったヒトは確実に病気になる。
そして次の臓器にも負担がかかって負の連鎖が起こって来る。
教授は臓器の時計の狂いは「伝染って」いく、
進んでしまった臓器の時間に多くの臓器の時間が「そろっていく」
と実に恐ろしい表現を使う。
終章(第4章)の『内臓タイムマネジメント10箇条』はなかなか良くまとまっている。
全編通して教授の人間愛が良く出た作品である。
特に巻末(221p)の長女さんの「きぼう」というお習字には不覚にもホロリと来てしまった。
星は5つ。
時間・流れ・連鎖の概念を持ち込んだ教授らしさが良く出た作品である。
人生を決定づけるのは「臓器の時間」だとか。
だから、「臓器の時間」の流れの速さを変えるだけで若さをいつまでもキープ出来る、となる。
恐らく、「エイジングに棹差す事は出来ない。しかし流れを遅くする事は出来る。」
と言う京大医の大先輩・釜池豊秋先生のスローエイジング概念に影響を受けたのであろう。
巻頭で、今話題の「テロメア」は「実際の寿命」とは関係が薄いときっぱり否定する。
そして「実際の寿命」を決定づけるのは「臓器の時間」であり、個々の臓器にそれぞれの寿命が有ると主張する。
特にキーになる臓器が腸と腎臓。
血流量が人体で1位(30%)と2位(20%)の臓器である。
教授はこの二つを老化の「ペースメーカー臓器」と呼んで「食事と排泄」を極めて重要視する。
教授に依れば、この「臓器の時間」を遅くすることは誰にでも簡単に出来るらしい。
即ち生活習慣の改善である。
・低酸素感(チョイきつ運動)・空腹感(カロリー制限)を持ち、ミトコンドリアを鍛え「ピンクミトコンドリア」を獲得する
・正しい時間の沿った生活をリズミックに繰り返す(時計遺伝子)
・いい思い出・メモリーを大切にする(ご機嫌・ポジティブシンキング)
・慣れを取り入れてリラックス
逆に、生活習慣を蔑にして時間を加速してしまったヒトは確実に病気になる。
そして次の臓器にも負担がかかって負の連鎖が起こって来る。
教授は臓器の時計の狂いは「伝染って」いく、
進んでしまった臓器の時間に多くの臓器の時間が「そろっていく」
と実に恐ろしい表現を使う。
終章(第4章)の『内臓タイムマネジメント10箇条』はなかなか良くまとまっている。
全編通して教授の人間愛が良く出た作品である。
特に巻末(221p)の長女さんの「きぼう」というお習字には不覚にもホロリと来てしまった。
星は5つ。