孤独のグルメ 巡礼ガイド (扶桑社ムック) の感想

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参照データ

タイトル孤独のグルメ 巡礼ガイド (扶桑社ムック)
発売日販売日未定
製作者週刊SPA!『孤独のグルメ』取材班
販売元扶桑社
JANコード9784594609221
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » テレビ » テレビ東京系

購入者の感想

 TVドラマ版のガイドですが、良心的。料理の写真が撮り下ろしでクオリティが高いのが素晴らしいと思った。安直に出していません。冒頭の原作者、久住昌之さんのインタビュー、締めの主演、松重豊さんのインタビューがいい。質問も答えもおざなりじゃない。Season1~3が切り替わる時に入る「原作のモデルになった名店」も、待ってました!って感じ。久住さんが最初に推しているのは、やっぱり「生ワサビ付きわさび丼」。《あのわわさび、普通に買っても1本400円じゃ買えないです。価格設定に失敗している(笑)。しかも、1杯に1本は多すぎる。こんなに流行っちゃって実は店、大損じゃないか》というあたりは笑いました。

 東長崎の「せきざわ食堂」に関する話しもジーンとしました。今年5月末で閉店したそうですが、《息子さんが時々手伝ったりしてたんだけど、継がせないって当時から言ってました》《500円でいろいろ付いている。「安くておいしいですね!」ってご主人に言ったら、「牛丼チェーンに280円(当時)で出されちゃったら、個人じゃ逆立ちしても勝てませんよ」って》。

 感動したのがファンの振る舞い。店に迷惑をかける客が押し寄せてしまうことを原作者として心配したそうですが、後で聞いてみると《みんな騒がないんだよね。"五郎を演じて"いて、注文するときには静かに手をあげて「すいません」ってやる》《誰かが片づけを自分で始めたら、みんなが後に続いてやってくれたんだって。「もう涙が出るようだった」って言ってました》ということで《主人公をそういう男にしてよかった》と。松重さんの《撮影で最初に口に入れるのが、夕方の3時4時になることもあるので、とにかくお腹のすいた状態で本気で食べるんです。このドラマは食べることでしか成立しないのでそこは妥協しません》というのも納得。

ドラマ版「孤独のグルメ」では深夜ドラマという放送枠にも関わらず毎回猛烈に食欲が湧いてくる料理/料理屋が紹介され、一部では「夜食テロ」と呼ばれているそうですが(同じ趣向でいくと「深夜食堂」もありますね)、本書ではこれまでに放映された3シリーズそれぞれから選ばれた料理屋が合計29店舗紹介されます。

原作コミックもドラマ版もそうなのですが「孤独のグルメ」は、実在する庶民的な料理屋での庶民的な料理が紹介されることがポイントなので、本書は格好のガイドブックになるでしょう。

全ページカラーで、美麗な料理の写真、店構え、店内写真、ドラマだけではなく原作コミックからの引用もあったり、パラパラめくるだけで、ドラマのシーンがよみがえってくるし、なによりも実際にそこに行って食べたくなります。
いやぁこれは保存版です。
(紹介される店は、都内を中心に首都圏関東圏の店舗です。)

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