仰臥漫録 (岩波文庫) の感想

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参照データ

タイトル仰臥漫録 (岩波文庫)
発売日販売日未定
製作者正岡 子規
販売元岩波書店
JANコード9784003101353
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 日記・書簡 » 日本文学

購入者の感想

正岡子規さんの闘病記です。

岩波書店からもこの本は出版されているのですが
この角川版の凄いところは子規さんの書いたイラストをカラーで掲載していること。
本当にパステル風で美しい絵だったんですね。
凄い画才です。

特に「明治34年9月30日、病床から見上げた糸瓜棚」・・・
糸瓜棚から覗く、本当にどこまでも高い空の美しさ。
110年前の空がそこにある。

110年前、病で、体中から膿を流して、身動きが取れなくて
それでも必死に生きようとして、必死に食って寝て、
人に会って、自分の世界を探して・・・。

自分の醜いところも綺麗なところも余すところ無く書いた手記。
まるで、正岡子規という人間が、その場に居るような錯覚。

本当に、死んでいく、自分を、
いつか誰かに知ってほしいから残したのか・・・。

私はこの本に出合えて、子規さんに出会えて、良かったと思います。

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岩波書店から発売された正岡 子規の仰臥漫録 (岩波文庫)(JAN:9784003101353)の感想と評価
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