NOSQLの基礎知識 (ビッグデータを活かすデータベース技術) の感想
参照データ
タイトル | NOSQLの基礎知識 (ビッグデータを活かすデータベース技術) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 本橋信也 |
販売元 | リックテレコム |
JANコード | 9784897978871 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » コンピュータサイエンス » データベース処理 |
購入者の感想
国産NOSQL-DBのHibari開発企業執筆で間違いのない一冊です。
「基礎知識」というタイトルにふさわしく、GoogleのBigtable、AmazonのDynamoを踏まえたNOSQLとして定義されるべき事項をしっかり盛り込んでいます。
さにありながら、このような本にありがちのソフトウェア開発者、プログラマー向けの至る所にコマンド、コード、構文・・・の内容となってなく、きっちり初心者向けに分かりやすく書かれています。
第1章でビッグデータとNOSQLの背景(生い立ち)から入り、第2章のデータモデル(DB構造の違いで分かれる型)でのNOSQL-DB分類、第3章ではアーキテクチャ概説(当方はここが一番有意義だった)、そして「Hadoopはデータベースに非ず」として第4章にはHadoop、MapReducerを押さえています。
第5章の製品解説は置いておいて、第6章では今この時点でたぶん先端を行くNOSQL-DBの選択基準を示していることは非常に価値ありです。用途での選定ポイントは一般論過ぎですが、性能評価はプロも一読すべき内容です。
総じて、IT系企業でビッグデータ、NOSQL-DBを提案、構築するシステムエンジニアは必読。もしくはユーザ系でもこの程度の基礎知識を持てば、(雨後の竹の子)流行売り込みベンダの素性能力を見極めることができると考えます。
「基礎知識」というタイトルにふさわしく、GoogleのBigtable、AmazonのDynamoを踏まえたNOSQLとして定義されるべき事項をしっかり盛り込んでいます。
さにありながら、このような本にありがちのソフトウェア開発者、プログラマー向けの至る所にコマンド、コード、構文・・・の内容となってなく、きっちり初心者向けに分かりやすく書かれています。
第1章でビッグデータとNOSQLの背景(生い立ち)から入り、第2章のデータモデル(DB構造の違いで分かれる型)でのNOSQL-DB分類、第3章ではアーキテクチャ概説(当方はここが一番有意義だった)、そして「Hadoopはデータベースに非ず」として第4章にはHadoop、MapReducerを押さえています。
第5章の製品解説は置いておいて、第6章では今この時点でたぶん先端を行くNOSQL-DBの選択基準を示していることは非常に価値ありです。用途での選定ポイントは一般論過ぎですが、性能評価はプロも一読すべき内容です。
総じて、IT系企業でビッグデータ、NOSQL-DBを提案、構築するシステムエンジニアは必読。もしくはユーザ系でもこの程度の基礎知識を持てば、(雨後の竹の子)流行売り込みベンダの素性能力を見極めることができると考えます。
※ 本書に習い、「NoSQL」ではなく「NOSQL」という表現を使用する。
レビューワーは、所謂IT業界に籍を置くが、
データベースと聞けば、SQLやRDBMSしか頭に浮かばない(それで十分仕事は回る)
レガシーな人間であり、NOSQLのソフトウェアを利用することや、
それを売ったりすることは無いものの、ただ一方では、
NOSQLって何なの?を知っていないと勉強不足のそしりを免れない立場にある。
そんなレベルの人間に、NOSQLの世界の概要を教えてくれる素晴らしい一冊である。
本書はNOSQLを技術面から捉えた内容であり、ビッグデータというキーワードで
ビジネスでの利活用や法制度等を説いたビッグデータの衝撃――巨大なデータが戦略を決めるとセットで読めば、
もう鬼に金棒状態で、知ったかぶりのベンダーの営業や勉強不足の上司を撃退出来る。
レビューワーなりの要約を以下記載する。
1章は、NOSQLという概念やそれを実現するソフトウェアが出てくるまでに至る
背景や歴史に始まり、NOSQLの特性、特徴を語る。
NOSQLは、大量のかつ多種なデータを早く安く処理するために、
目的を絞ったデータベースであり、
既存のRDBMSとは別カテゴリーのソフトウェアであると明示している。
2章は、NOSQLのソフトウェアを、
データモデルという観点から、
キーバリュー型、カラム指向型、ドキュメント指向型、グラフ型の4つに分類し、
それぞれの特徴を説明する。
分類の仕方は色々あろうが、技術的な仕組み・実装ではなく、
データモデルという観点からの分類は、
素人・外野の立場の人間にとっては理解がしやすい。
レビューワーは、所謂IT業界に籍を置くが、
データベースと聞けば、SQLやRDBMSしか頭に浮かばない(それで十分仕事は回る)
レガシーな人間であり、NOSQLのソフトウェアを利用することや、
それを売ったりすることは無いものの、ただ一方では、
NOSQLって何なの?を知っていないと勉強不足のそしりを免れない立場にある。
そんなレベルの人間に、NOSQLの世界の概要を教えてくれる素晴らしい一冊である。
本書はNOSQLを技術面から捉えた内容であり、ビッグデータというキーワードで
ビジネスでの利活用や法制度等を説いたビッグデータの衝撃――巨大なデータが戦略を決めるとセットで読めば、
もう鬼に金棒状態で、知ったかぶりのベンダーの営業や勉強不足の上司を撃退出来る。
レビューワーなりの要約を以下記載する。
1章は、NOSQLという概念やそれを実現するソフトウェアが出てくるまでに至る
背景や歴史に始まり、NOSQLの特性、特徴を語る。
NOSQLは、大量のかつ多種なデータを早く安く処理するために、
目的を絞ったデータベースであり、
既存のRDBMSとは別カテゴリーのソフトウェアであると明示している。
2章は、NOSQLのソフトウェアを、
データモデルという観点から、
キーバリュー型、カラム指向型、ドキュメント指向型、グラフ型の4つに分類し、
それぞれの特徴を説明する。
分類の仕方は色々あろうが、技術的な仕組み・実装ではなく、
データモデルという観点からの分類は、
素人・外野の立場の人間にとっては理解がしやすい。