スターバックス成功物語 の感想

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タイトルスターバックス成功物語
発売日販売日未定
製作者ハワード シュルツ
販売元日経BP社
JANコード9784822241131
カテゴリビジネス・経済 » 産業研究 » サービス・小売 » 外食産業

購入者の感想

シアトルの地でスタバと出逢って、すでに15年以上が経つ。
この本も、何年も前に現地で原書を買って読んだ。

他の方も書いておられるように、
スタバは何をやりたいのかよく分からないところがある会社だ。
日本の缶コーヒーを真似ようとして失敗してみたり、
炭酸入りコーヒーを発売して市場から大ブーイングを浴びたこともある。

ただ、当時から一貫していたのは、
本書にも書かれている「福利厚生を重視する姿勢」だ。
末端のパートタイマー(バイト学生も含む)にまで
福利厚生がつくというのは本当の話。

私の当時のルームメイト(米国人)も
スーパー内に設置されたスタンドで朝5時から働いていて、
よくこの話をしていた。
原則的に中途採用をせず、全員が現場からの叩き上げというのも、
米企業としては珍しい。

しかし、物事にはマイナス面もある。それは、賃金が安いという点だ。
ルームメイトの話では、「現場のマネージャーの大半は、
他に仕事を持っていないとやっていけない」とのことだった。
福利厚生を充実させる余り賃金が安いのでは、本末転倒になりかねない。

本書はもう古いが、スタバの第二創業期ともいえる頃の貴重な話が詰まっている。
ビジネス本としての完成度はかなり高いので、いま読んでも損はない。
ただ、今のハワード・シュルツが本を書いたらどんな感じになるのか、
個人的に興味深いところではある。

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