大学への数学 2014年 08月号 [雑誌] の感想
参照データ
タイトル | 大学への数学 2014年 08月号 [雑誌] |
発売日 | 2014-07-19 |
販売元 | 東京出版 |
JANコード | 4910059490843 |
カテゴリ | ジャンル別 » 雑誌 » 教育 » 教科別 |
購入者の感想
数十年前の高校生時代に2年間購読。
この雑誌は昔から数学の得意な高校生の間では人気だが、受験指導者でこ
の雑誌を推奨する意見はほとんど聞かれない。小生も東大卒の高校の担任
から、この雑誌をやるより基礎をしっかり固めるよう忠告された。結局、忠告に
従わなかったため、現役での受験は失敗した。
大学受験の戦略を扱ったジャンルの書籍でこの雑誌を推薦している本は皆無
だと思う。
この雑誌をやって失敗する人は、多くの問題を雑にやっているか、網羅型の
参考書をマスターしていないのに難問に時間をかけているのが原因であろう。
学力コンテストでかなりの点数が取れる水準に到達しなくても東大〔理三を除く〕、
ほとんどの医学部には合格できると思われる。
受験は総合力であり、数学で学力コンテストが解ける水準に到達するよりも、
センター国語の得点力の高水準安定化や物理・化学での得点力アップを狙う
方が合格への近道の場合が多いのではないか。
力になる雑誌だが、雑に問題を解きまくっているようなら、一対一や新スタ、
新演習等を丁寧にやった方が良いと思う。
この雑誌は昔から数学の得意な高校生の間では人気だが、受験指導者でこ
の雑誌を推奨する意見はほとんど聞かれない。小生も東大卒の高校の担任
から、この雑誌をやるより基礎をしっかり固めるよう忠告された。結局、忠告に
従わなかったため、現役での受験は失敗した。
大学受験の戦略を扱ったジャンルの書籍でこの雑誌を推薦している本は皆無
だと思う。
この雑誌をやって失敗する人は、多くの問題を雑にやっているか、網羅型の
参考書をマスターしていないのに難問に時間をかけているのが原因であろう。
学力コンテストでかなりの点数が取れる水準に到達しなくても東大〔理三を除く〕、
ほとんどの医学部には合格できると思われる。
受験は総合力であり、数学で学力コンテストが解ける水準に到達するよりも、
センター国語の得点力の高水準安定化や物理・化学での得点力アップを狙う
方が合格への近道の場合が多いのではないか。
力になる雑誌だが、雑に問題を解きまくっているようなら、一対一や新スタ、
新演習等を丁寧にやった方が良いと思う。
改めて紹介するのもおこがましいですが、本書(シリーズ)は半世紀以上に渡り、難関大学受験生や数学の教員の演習書として好評を博している月刊誌です。執筆者は東大卒(修了)の有名予備校講師や受験数学の参考書の著者で構成されています。
問題は本年度の入試が9割、過去の入試問題で特に演習の価値がある問題が1割くらいです。解答は一般の参考書や赤本とは異なり、重要な点を簡潔にまとめ、試験会場で計算が爆発するような要領の悪い解法は避けています。
かつては東大や難関大学受験生御用達といった雰囲気で、一般の高校生には手を出しがたい印象でしたが、
高校生の学力が二極化しているためか、ここ数年は、
1.初心者向けの易しい入試問題を採り入れ、途中計算も省略しないで説明している。
2.必要に応じて高校(中学)の教科書に遡って、定義や定石の使い方を説明するなど、間口を広げる努力をしている。
3.化学や物理の読み物、本誌OBの研究者のインタビューなど受験数学以外の誌面も充実させている。
などの変化が見られます。もちろん、上級者向けの演習や学力コンテストなども健在です。
その一方で難点としては、
1.指導要領改訂の度に分量が増加していて、大学入学後にも文系理系問わず重要な統計分野(数学I「データの分析」、数学B「確率分布と統計的な推測」)が貧弱で、8月号現在(今後の予定にも)全く扱っていないこと
2.最近の講義形式の参考書などと比べて、文字が小さく、また単色刷りなので本書に慣れる前に挫折してしまう高校生が多いこと
があると思います。特にデータの分析はセンター試験でも必答問題になると思われるので、センター試験までには是非特集を組んで頂きたいところです。
使い方ですが、数学が苦手な人や高校1~2年生は授業で扱っている分野に合わせてA・B問題を中心に解くと良いです。数学が得意な人は(全部やっても良いのですが)、B・C問題と学力コンテストをじっくり考えて解答を提出すると実力が付くと思います。
問題は本年度の入試が9割、過去の入試問題で特に演習の価値がある問題が1割くらいです。解答は一般の参考書や赤本とは異なり、重要な点を簡潔にまとめ、試験会場で計算が爆発するような要領の悪い解法は避けています。
かつては東大や難関大学受験生御用達といった雰囲気で、一般の高校生には手を出しがたい印象でしたが、
高校生の学力が二極化しているためか、ここ数年は、
1.初心者向けの易しい入試問題を採り入れ、途中計算も省略しないで説明している。
2.必要に応じて高校(中学)の教科書に遡って、定義や定石の使い方を説明するなど、間口を広げる努力をしている。
3.化学や物理の読み物、本誌OBの研究者のインタビューなど受験数学以外の誌面も充実させている。
などの変化が見られます。もちろん、上級者向けの演習や学力コンテストなども健在です。
その一方で難点としては、
1.指導要領改訂の度に分量が増加していて、大学入学後にも文系理系問わず重要な統計分野(数学I「データの分析」、数学B「確率分布と統計的な推測」)が貧弱で、8月号現在(今後の予定にも)全く扱っていないこと
2.最近の講義形式の参考書などと比べて、文字が小さく、また単色刷りなので本書に慣れる前に挫折してしまう高校生が多いこと
があると思います。特にデータの分析はセンター試験でも必答問題になると思われるので、センター試験までには是非特集を組んで頂きたいところです。
使い方ですが、数学が苦手な人や高校1~2年生は授業で扱っている分野に合わせてA・B問題を中心に解くと良いです。数学が得意な人は(全部やっても良いのですが)、B・C問題と学力コンテストをじっくり考えて解答を提出すると実力が付くと思います。