雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール の感想

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参照データ

タイトル雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール
発売日販売日未定
製作者齋藤 孝
販売元ダイヤモンド社
JANコード9784478011317
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » ビジネス実用 » ビジネス交渉・心理学

購入者の感想

購入動機から説明すると、私は1場の空気が読めない2人の心中が察せられない310個のものを知るには、10回体験した上で、間違った時の理由を知る必要がある。

まあ、そんな私なので、リアルな友人は皆無、趣味のサークルでもこちらから話しかけにいっても壁を越えられない、という状態にある。なので、そんな欠陥のある私が仲間に入れてもらったり、他人同士から友達になるためのコミュニケーションはどんなものか、と。その点について、自分も内容ではなく"雑談"がポイントになってくると常々思っていた。ただし、周りの雑談を耳を研ぎ澄ませて聞いていても、あまりにもめまぐるしすぎて何もわからない。この本にはそういう技術が書いてあるのでは、と思って発注した。

読んだ結論からいえば、ぜんぜん足りない。もっともっとケーススタディを挙げて欲しかった。そしてもっと分析をして、もう1つ、これはある程度成立しているコミュニケーションをさらに良いものにするための本であり、関係が成り立ってないところから友人までもって行きたい人がよんでもほとんど使えないということだ。

また、多数派のそばで1人さびしくしている人に対して、著者は「多数派の方に責任があり、引き入れてあげないと」と言っているが、現実はそんなに甘いものではない。"いつもの"集団で満足し、自己完結している人にとっては、わざわざ配慮して、馴染むかどうかもわからない人を引き込む動機付けがないからだ。

そして「人間関係に恵まれて明るく育っている」人が面接官にウケがいい、というくだりについては論外。

人は生まれてくる環境も時代も親も選べない。

世の中にはいじめられっ子だった人なんていっぱいいるし、親の虐待やネグレクトでゆがんで育った人もいる。そんな人にとってこの言葉は死刑宣告に等しいではないか。

この著者はTVなどにもよく出ているようだが、あいにく私は存じ上げない。
ただそれこそ"30秒"で感じたのは、この著者の「雑談こそすべて」のように受け取れる「高圧的」な態度だ。
彼は、一体どういう人に対して、どんな気持ちで書いているんだろう。

さすが斉藤孝、雑談をテーマにしても、幅が広く面白い読み物になっている。
本書は、雑談が人間関係を円滑にするうえで欠かせないものとして位置づけ、雑談がうまくなるコツを伝授している。話題は、雑談の参考になるマンガから雑談のうまい芸能人の話までおよぶ。このように様々な分野の情報に精通する著者ならではの雑談論は説得力がある。雑談力をつけるということは生きる力をつけるということであると結んでいる。他の雑談力本とは一線を画す良著である。本全体をとおして雑談の重要性を再認識したところであるが、個別の手法として私が参考になったのは次のような点である。
・雑談は中身がないことに意味がある。
・雑談に落ちはいらない。
・雑談ではどんどん話題を変えていく。
・「いや」「しかし」ではなく、まずは肯定から。
・相手の好きなものについて話す。
・タクシーの運転手と話して雑談力を鍛えるとともにネタを仕入れる。
・別の世代に人気な情報も仕入れ、雑談のネタを豊富にする。
・人から聞いた面白い話を雑談のネタにする。
・悪口を言うなら身近な人ではなく芸能人、有名人を対象に。

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