100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか (PHPビジネス新書) の感想
参照データ
タイトル | 100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか (PHPビジネス新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 奥山清行 |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 9784569809526 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » マーケティング・セールス » 商業デザイン |
購入者の感想
フェラーリやマセラティだけでなく、秋田新幹線のデザインや「フェラーリ風トラクター」などでも話題の工業デザイナーが書いた「仕事論」。
ただ、「仕事論」という言い方が正しいかはちょっと微妙で、発想法であり、比較文化論であり、ものづくり論であり、もちろんデザイン論でもあります。
ある意味、ついていくのが大変なくらい、密度の濃い一冊でした。
「日本人のセンスがあったから、アメリカでもイタリアでも認められた」
という前提に立ち、「では、その日本人としてのセンスとは何か?」を探っていく前半はまさに本書の白眉。
なるほどと思わせるとともに、日本人であることに自信が湧いてきます。
また、「ルネサンスは実は大したことない」「イタリア人は古代ローマ時代から個人より団体力のほうが強かった」「江戸時代より室町の文化のほうが優れている」などの文化論的な視点は、学者ではなく実学の世界で活躍している人が言うからこそ、非常に新鮮で説得力があります。
こんなふうに、いろいろな視点を与えてくれる一冊です。
写真も豊富で、ビジュアル的にも楽しめる一冊。
著者が今手がけているという「北陸新幹線」のデザインも楽しみ。
ただ、「仕事論」という言い方が正しいかはちょっと微妙で、発想法であり、比較文化論であり、ものづくり論であり、もちろんデザイン論でもあります。
ある意味、ついていくのが大変なくらい、密度の濃い一冊でした。
「日本人のセンスがあったから、アメリカでもイタリアでも認められた」
という前提に立ち、「では、その日本人としてのセンスとは何か?」を探っていく前半はまさに本書の白眉。
なるほどと思わせるとともに、日本人であることに自信が湧いてきます。
また、「ルネサンスは実は大したことない」「イタリア人は古代ローマ時代から個人より団体力のほうが強かった」「江戸時代より室町の文化のほうが優れている」などの文化論的な視点は、学者ではなく実学の世界で活躍している人が言うからこそ、非常に新鮮で説得力があります。
こんなふうに、いろいろな視点を与えてくれる一冊です。
写真も豊富で、ビジュアル的にも楽しめる一冊。
著者が今手がけているという「北陸新幹線」のデザインも楽しみ。