新聞記者という仕事 (集英社新書) の感想
参照データ
タイトル | 新聞記者という仕事 (集英社新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 柴田 鉄治 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087202052 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア » ジャーナリズム |
購入者の感想
タイトル通り新聞記者の仕事について書かれた本ですが、単なる紹介ではなく、報道はどうあるべきかについて語られています。
もちろん、日頃読んでいる新聞がどのようにして作られるのか、その記者の仕事についていろいろと知ることができます。たとえば、記者クラブとか、報道協定はどういうものか、その欠点も含めてわかりやすく書かれています。
最大の特徴は、朝日新聞の論説委員、社会部長、出版局長などを歴任した著者が、ジャーナリズムの原点に立ち戻って「新聞よ、死ぬな」と、現代の新聞に警鐘を鳴らしているところにあります。そして産業としての新聞の衰退ではなく、ジャーナリズムとしての新聞の衰退を嘆いています。
戦後の新聞の反省から、湾岸戦争、同時多発テロ、イラク戦争と至る過程で新聞のジャーナリズム精神が如何に衰えていったか、読み応えあります。今日のようにテロの報復が繰り返される世界において、日本の新聞はどうあるべきか。非常に考えさせられた一冊です。
もちろん、日頃読んでいる新聞がどのようにして作られるのか、その記者の仕事についていろいろと知ることができます。たとえば、記者クラブとか、報道協定はどういうものか、その欠点も含めてわかりやすく書かれています。
最大の特徴は、朝日新聞の論説委員、社会部長、出版局長などを歴任した著者が、ジャーナリズムの原点に立ち戻って「新聞よ、死ぬな」と、現代の新聞に警鐘を鳴らしているところにあります。そして産業としての新聞の衰退ではなく、ジャーナリズムとしての新聞の衰退を嘆いています。
戦後の新聞の反省から、湾岸戦争、同時多発テロ、イラク戦争と至る過程で新聞のジャーナリズム精神が如何に衰えていったか、読み応えあります。今日のようにテロの報復が繰り返される世界において、日本の新聞はどうあるべきか。非常に考えさせられた一冊です。