マラヴィータ [DVD] の感想

マラヴィータは飼い犬の名前です。
マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロ＋リュック・ベッソン＆トミー･リー・ジョーンズです。
期待は高まりますよね、これだけで。（いや、最近のベッソンは迷走中ですけど・・）

この映画、究極の反則技を使います。
"グッドフェローズ"の上映会は反則でしょ。

ということで、元マフィア一家がマフィアに狙われることとなりFBIの保護プログラムでフランスへ。

元マフィアという事を隠して普通の一家として生活するのですが、血の気の多いこの一家。
色々なところでトラブルを巻き起こしてしまいます。

またトミー･リー・ジョーンズとデ・ニーロの掛け合いが面白い。
演技をしているというより、肩の力が抜けた普段の会話のようなやり取りで
クスクス笑えます。

ただクライマックスが少し消化不良。
ある意味、最近のベッソンだな・・と思いました。（当然、悪い意味で・・。）

しかし、スコセッシ×デ・ニーロをうまく担ぎ出し、本人に本人のパロディを
やらせたことはベッソンの勝ちでしょうか。

元ネタを知っていてデ・ニーロのマフィア役を待っていた方は嵌るでしょうが、
そこを全く知らずに見たら、面白さ半減の映画ですね。

ただ、テンポが良いので観ていても疲れる事無くあっと言う間に終わります。
家でもう一度観たいので購入です♪

しかし、ケースがDVDのトールサイズとは・・。なぜ、いま、この形！！？？

お茶の間でもすっかり定着してる感のある菅生隆之さんの吹き替えを、今さら小林さん起用にするとは。小林さんのトミー・リー・ジョーンズってトミー・リーの持つ渋いんだけど、どこかエキセントリックな魅力に欠けるんですよね。

今回も新しい菅生ジョーンズを楽しみにしてただけにガッカリです。