日活100周年邦画クラシック GREAT20 嵐を呼ぶ男 HDリマスター版 [DVD] の感想

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参照データ

タイトル日活100周年邦画クラシック GREAT20 嵐を呼ぶ男 HDリマスター版 [DVD]
発売日2011-11-02
監督井上梅次
出演石原裕次郎
販売元Happinet(SB)(D)
JANコード4907953046306
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ

購入者の感想

石原裕次郎の代名詞とも云うべき「嵐を呼ぶ男」をリアルタイムで観た人は、すでに高齢者となり、今の時代この映画を観た人は数少ないでしょうね。
今回、「日活100周年邦画クラシック GREAT20」というキャンペーンで格安の価格で提供されるのはファンにとって非常に嬉しいことですね。過って、日本人に愛された石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、宍戸錠が一番輝いていた時の演技というか、その個性を見て欲しいものです。

この「嵐を呼ぶ男」は、井上梅次監督が、渡辺プロダクションの渡辺美佐をモデルに週刊誌に連載した小説をベースに映画化されたものです。水の江滝子に見いだされた裕次郎を、井上梅次監督が売り込みに全力を挙げ「勝利者」で三橋達也と、「鷲と鷹」で三国連太郎を配し、裕次郎の地位の確立に成功します(実際、裕次郎は二人のベテランを食っています)。そして、満を持して作られたのがこの「嵐を呼ぶ男」で正月映画として日活が勝負にでます。そして、予想以上の大ヒットで2位なしの1位とまで言われ、当時としては異例のロングランとなり、2週目が1週目を上回る大ヒットとなり、空前絶後の裕次郎ブームを引き起こします。戦後最大のスターとまで形容され、美空ひばりと並び、伝説のカリスマとなった石原裕次郎の記念すべき映画です。

映画としては、あくまでも娯楽作品です。ジャズバンドの女性マネージャー(北原三枝)が主人公の国分正一(ドラマー志願の流し)の弟からの依頼で、アナが空いたドラマーの後釜に未完の主人公を据え自宅に住まわせ猛特訓をはじめます・・・。自分を裏切り去ったドラマー(笈田敏夫)とのやり取りや、そのバックの暴力団?や、主人公を売り出すと近づく女性マネージャーに横恋慕する芸能評論家?と主人公の駆け引き・・・女性マネージャーと芸能界ジャズ部門でトップに上り詰めた主人公との恋の駆け引き。また、母親との確執、兄弟愛・・・。その後の日活アクション映画の定番となる。ナイトクラブでの白木マリのダンスシーンや、最大の見せ場となるドラム合戦での裕次郎の歌。ラストのダンサーの部屋からやくざ者に連れ出され、格闘シーンに至るまでの不適な裕次郎の恰好良さ等々見所は多いですね。
まあ、理屈抜きで観てもらいたい映画です。

「ヒーロー誕生!日本映画最大の伝説となった男、
石原裕次郎の代名詞となった歴史的大ヒット作品!」

「やっぱり無理か」心の中でつぶやく国分正一(石原裕次郎)は
片手を負傷し、チャーリー・桜田とのドラム合戦に無理を承知で
出場したものの、ドラムは叩けなかった。一瞬目の前が真っ暗になる。
しかし、彼は咄嗟に片手だけでリズムを取りながら、なんと歌い始めた。
水を打ったようにシーンと静まり返った客席から、拍手の渦が巻き起こるまで
それほどの時間は必要としなかった。
この瞬間、戦後最大の青春アクションスター「石原裕次郎」は誕生した。

有名なドラマ合戦はさすがに時代を感じるが、

昭和30年代前半の風俗や街並みが印象的だ(レトロな風景)。

その街中(夕暮れ)を裕次郎が歩くさまは妙に印象に残った。

街に溶け込んでいくシルエットの美しさ!

これは初期裕次郎作品のみに堪能できる点だ。

とにかく裕次郎は、独特の雰囲気をもつ稀有なスターだ。

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