アウト・オブ・コントロール 福島原発事故のあまりに苛酷な現実 の感想

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参照データ

タイトルアウト・オブ・コントロール 福島原発事故のあまりに苛酷な現実
発売日販売日未定
製作者小出 裕章
販売元花伝社
JANコード9784763406910
カテゴリ » ジャンル別 » 社会・政治 » 環境・エコロジー

購入者の感想

政府、財界が安全よりも経済性を優先した結果、この大事故は起こったということを改めて実感します。
国内の大手メディアのスポンサーは電力会社、彼らに不利な内容を流すことはありません。
福島の事故は津波の前に地震で配管が壊れそこから汚染された水が流れ出た結果です。人災です。
特に東京電力の原発は経済性優先の沸騰水型のため災害には極めて弱いのです。
安全を本気で考えるなら東電の原発はすべて作り直しです。
いまだに東電はコスト重視で汚染水のブロックすらできてないのです。ほんとうにとんでもないことになります。

脱原発の主張は、経済的、科学的且つ倫理的である。本書において小出裕章氏は、最も簡明に脱原発の科学的根拠を提示されている。「今も終わらない福島原発事故の真実」において、 小出裕章氏は以下のように幾つかの脱原発の根拠を論証されている。

1、原子力発電も火力発電も蒸気機関であり、違いはその蒸気を生じさせるのが原子炉かボイラーかの違いである事。

2、「化石燃料の次はウラン」という説は情報汚染である。ウランは、エネルギーの発生が石油の1/3、石炭の数十分の一であり、しかも原子炉の燃料であるウランは大変貧弱な枯渇燃料のひとつである。

3、ウランの燃焼量と死の灰の生成量は比例する。1トンのウランは1トンの死の灰と崩壊熱を生み蓄積していくのみである。

4、原子力発電は、海暖め装置である事。例えば、100万kwの電力は、原子炉により、別に200万kwの電力を未使用のまま海に捨てて、海の温度を約7度上昇させた上、汚染する。実はこのように電力の多大な無駄がその稼働に不可欠なのであり、極めて非効率的である。

5、原発稼働で死の灰は、使用済み燃料プールにたまり、常に核分裂の崩壊熱を発し続けるので水で冷却させ続けなくてはならない。つまり、一旦稼働したら停止しても冷却は継続しなくてはならない。さもないと、原子炉自体が溶解し、それまで蓄積した死の灰とそれに伴った放射能という熱量が漏れる。

6、汚染水という形で原発事故は収束していない。問題は、それの収束作業に従事させられている労働者達の境遇である。彼らは、大半が派遣の下請け、孫請け業者で、何年も被爆にさらされるが、雇用の維持の為に被爆量を誤摩化させられ、働かされ続けている。しかも、従事者のほとんどが、生活の為に作業に就かざるを得ない原発問題処理の素人なのである。その内約は、大きく現地の仮設住宅居住の若者か、全国の派遣業者から派遣されてきた老齢労働者たちである。 

では、誰が責任をまず問われるべきか?  小出裕章氏はこう答えている。

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