BUMP OF CHICKEN GOLD GLIDER TOUR 2012(BD)<通常盤> [Blu-ray] の感想

私も生で会場に見に行った身。
LIVE自体は素晴らしく、その時の感動が蘇りました。
しかしこの作品にメッチャ期待感を持っていただけに、
すこし気になる部分があったのでレビューさせて頂きます。
批判に不快感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、
彼らを好きだからこそ、残念に感じたことを書かせて頂きます。

総じて編集や構成の中途半端さがやけに目立つ作品に感じました。
「え！？いまそこ映す？」みたいな映像の連続。
素人がブチブチ切ってムービーメーカーで適当に繋いだような映像です。
曲のリズムや拍、盛り上がるポイントやキメの部分をもう少し意識して、
映像を編集していたら、より一層の密度の濃い作品になってたのでは無いでしょうか。

鑑賞していてノリ切れない作品。そう感じました。

個人的な好みになるかもしてませんが、
客のドアップ映像なんて映像特典で「オフショット」や「ドキュメンタリー」として入れればいいんです。
サビの最中に入れるもんじゃあないと思います。
ファンが本当に見たいものは、生の会場では肉眼で確認しきれない、
声を振り絞って必死に歌う姿や、懸命な演奏の姿ではないでしょうか。
そういった意味で"無駄なカット"が多くいまいち入り込めない映像だったと思います。

あともう一つ。
音声がもう少しどうにかならないかなと思いました。
会場でも増川さんのギターは少し小さく感じましたが、
せめてDVDではミキシングを調整して欲しかったです。
ありのままを伝えるって意味では、いいのかもしれませんが、
所々バランスがおかしすぎてペラっペラのスリーピースバンドの、
演奏を聞いているような気になってしまいました。
（実際の会場だと音圧でそうは感じないですが）
リビングでの鑑賞に合わせて、もう少しバランスの取れた調整があると嬉しかったです。
というか増川さんのソロが聞こえないのとかはあまりに可哀想で・・・