この道を生きる、心臓外科ひとすじ (NHK出版新書 401) の感想

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天野先生が出演され昨年ＮＨＫで放映された「プロフェッショナル　仕事の流儀」の内容が半分、
あと半分はご自身の経験や現在の仕事のこと、人材育成のこと、等
興味深い内容で一気に読み進んでしまいました。
「プロフェッショナル」を視聴し感動した方には、特にお薦めです。

ご自身の病気の経験さえも、怪我の功名、人生の節目と捉えて
仕事の上での「開眼」のきっかけとなったと書かれていますが
どのような状況であっても、常に前進することを忘れずに取り組まれる姿勢に
背筋が伸びる思いがしました。

「この本が発売後、3年間の印税は全て震災の復興支援のために寄付される」
と天野先生が講演会で話されていました。
このことはあまり公にはなっていなようですが、
病院にいる間だけでなく、いつ、いかなるときでも人の役に立とうと心がけている、
という天野先生らしいと感じました。