自民党政治の変容 (NHKブックス No.1217) の感想

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参照データ

タイトル自民党政治の変容 (NHKブックス No.1217)
発売日販売日未定
製作者中北 浩爾
販売元NHK出版
JANコード9784140912171
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

政権を奪還し、憲法の改正や解釈見直しへと向かう自民党。
激しい派閥抗争や利益誘導政治といった自民党らしさは、もはや過去のものになりつつある。
いかにリベラル派は衰退し、右派が主導権を握ったのか。
なぜ多元性が失われ、一枚岩化が進んだのか。
自主憲法の制定、小選挙区制の導入、総裁選挙の改革など、理念と組織をめぐる路線対立を結党までさかのぼり、資料の緻密な読み込みに基づいてダイナミックに描き出す。
現在に至る戦後日本政治に新たなイメージを与える力作。

という紹介の通り。
派閥抗争・利益誘導の中選挙区制時代から、党近代化論者による小選挙区制導入論の登場。
日本型多元論者の登場などもあり、小選挙区の導入は幾度かの失敗を経たが、結局小選挙区制へと変わった。
それがいかなる影響を自民党へ与えたのか。

筆者はそれが現在の安倍首相一強へと繋がったと考えているそうだ。
ちなみに『現代日本の政党デモクラシー』という、同筆者の別の本によれば、筆者は穏健な多党制を望んているようである。

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