「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理 の感想
参照データ
タイトル | 「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | サイモン・クーパー |
販売元 | 日本放送出版協会 |
JANコード | 9784140814178 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ |
購入者の感想
たとえば4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)のような戦術論の本とも、決戦前夜―Road to FRANCEのような人間ドラマを描いた本とも違うけれど、サッカー好きなら万人に薦めたいサッカー本。少なくとも自分の知るかぎり、まったく新しいタイプのサッカー本(それは違う、こんな本もあるという人がいたら、教えてほしい)で、知的好奇心を刺激する読み物だった。ワールドカップの前でも後でもいいから、ぜひ読んでほしい(ちなみに、ワールドカップ前に読んだ自分としては、イングランドではなくアメリカに賭けようか、なんて思ってしまうのだけれど)。
この本は、端的にいえば、経済学の手法を駆使してサッカーの世界を見た本、ということになるだろうか。経済学の手法を用いて世の中(社会)を見たヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検するに通じるところがある。経済学者とジャーナリストが共著という意味でも、データを通して通説を次々に覆す爽快感という意味でも。
この本は、端的にいえば、経済学の手法を駆使してサッカーの世界を見た本、ということになるだろうか。経済学の手法を用いて世の中(社会)を見たヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検するに通じるところがある。経済学者とジャーナリストが共著という意味でも、データを通して通説を次々に覆す爽快感という意味でも。