おんなの日本史修学旅行 の感想

光源氏にまつわる妄想対談と、三英傑（信長・秀吉・家康）の妄想鼎談が、
なかなか趣きがあり、興味深かったです。

『源氏物語』や日本史の教科書を読み直してみたいな、と思わせてくれました。

著者の花房観音さんについては、「勝絵縲怩ꀀとがきにかえて縲怐vを読んで、
作家になるまでに様々な苦労をされてきた方だということがうかがえました。
そのためか、歴史上の人物や古典の登場人物たちを、
慈愛に満ちた筆致で軽妙に描いています。
今まで遠い存在だった彼ら・彼女らが、身近に感じられるかもしれません。
AVや官能小説に関して、少し知識が身につく点もまた楽しいです。