リバースエンジニアリングバイブル ~コード再創造の美学~ の感想
参照データ
タイトル | リバースエンジニアリングバイブル ~コード再創造の美学~ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 姜 秉卓 |
販売元 | インプレスジャパン |
JANコード | 9784844334798 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » プログラミング » その他 |
購入者の感想
アセンブラ系の本で、ここ数年最高の本だと思います。HDLでCPUを実装したことがあり、それなりに自信はありましたが、まだまだ道のりは果てしないということを悟りました。
Cはある程度経験があるのですが、C++はほとんど経験がないため、本書だけではC++のリバースを学ぶのは大変だと思いました。
CTFのために本書を取る人も多いと思いますが、全くの初心者には厳しいと思います。ある程度ハードの仕組みを理解して、それなりにコードの読み書きを経験してから取り組むのが良いと思います。
Cはある程度経験があるのですが、C++はほとんど経験がないため、本書だけではC++のリバースを学ぶのは大変だと思いました。
CTFのために本書を取る人も多いと思いますが、全くの初心者には厳しいと思います。ある程度ハードの仕組みを理解して、それなりにコードの読み書きを経験してから取り組むのが良いと思います。
RE(リバースエンジニアリング)の分野では中国とロシアが強い印象があるので、韓国人著者による本書は最初あまり食指が動きませんでしたが、著者が nProtect GameGuard のリードプログラマだったと知って読んでみることにしました。
結果的に、一言で言えば、期待以上の出来映えであると感じました。
取り上げている話題はREの基本から、パッカーやアンチデバッガ/アンチアンチデバッガなど実際に解析をしていくと必要になる知識まで、適度に掘り下げています。巷の「ハッカー」とかなんとか銘打った書籍には、アセンブラやら Exploit やらシェルコードやら様々な情報が詰め込まれすぎて、RE を解説したいのか、マルウェアの対策や作り方を説明したいのか、いまいちはっきりしないものが多いのですが、本書は実戦的な RE のテクニックを身につけるために必要な事柄を厳選して紹介しています。最近のツールも多く取り上げているところも好感が持てます。
さすがに本書を読んだだけで現在市販されている第一線のパッカーを解除するところまではいきませんし、紹介されているテクニックや各ツールの使い方も、細かいところは他の文献やウェブで調べる必要があります。しかしながら、REを学びたいけど英語の情報源だけでは辛いという方がステップアップのために初中級の知識を身につけるとか、しばらくREから離れていた人がリハビリ代わりに一読するには大変お勧めできる書籍です。
日本語訳も自然で読みやすい形に仕上がっていると思います。
結果的に、一言で言えば、期待以上の出来映えであると感じました。
取り上げている話題はREの基本から、パッカーやアンチデバッガ/アンチアンチデバッガなど実際に解析をしていくと必要になる知識まで、適度に掘り下げています。巷の「ハッカー」とかなんとか銘打った書籍には、アセンブラやら Exploit やらシェルコードやら様々な情報が詰め込まれすぎて、RE を解説したいのか、マルウェアの対策や作り方を説明したいのか、いまいちはっきりしないものが多いのですが、本書は実戦的な RE のテクニックを身につけるために必要な事柄を厳選して紹介しています。最近のツールも多く取り上げているところも好感が持てます。
さすがに本書を読んだだけで現在市販されている第一線のパッカーを解除するところまではいきませんし、紹介されているテクニックや各ツールの使い方も、細かいところは他の文献やウェブで調べる必要があります。しかしながら、REを学びたいけど英語の情報源だけでは辛いという方がステップアップのために初中級の知識を身につけるとか、しばらくREから離れていた人がリハビリ代わりに一読するには大変お勧めできる書籍です。
日本語訳も自然で読みやすい形に仕上がっていると思います。