日本人が「使いすぎる」英語 (PHP文庫) の感想
参照データ
タイトル | 日本人が「使いすぎる」英語 (PHP文庫) |
発売日 | 2014-03-07 |
製作者 | デイビッド セイン |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英文読解 |
購入者の感想
本書は、来日25年以上にもなり、多くの日本人英語学習者に接して
こられた著者が、タイトルが示す通り、日本人がよく使う英語表現
を200個近く取り上げ、もっと自然で、ネイティブがよく使う英語
表現を、言い換え表現として提示したものである。
例えば、"You are welcome."は、やや素気ない響きがあるため、代
わりに、"My pleasure."や"Anytime."などを紹介し、ちょっとした
お願いごとをする際に"Please help me."は大袈裟な印象があるため、
代わりに、"Could you help me a little?"や、"Do me a favor?"
などを紹介している。
本書の特長は、確かに、"How much?(いくらですか)"や、"Pardon?
(なんて言ったの)"や、"Of course.(もちろん)"など、日本人が
頻繁に言う(言ってしまう)表現を集めていて、その代替表現を紹介
することで、表現のバリエーションを増やしてくれることである。
また、文法的に正しい英語でも、それが「自然かどうか」は、やはり
ネイティブの感覚でないと分かりにくいことが多く、本書のような本
は有用なものである。
ただ、本書で「日本人が使いすぎる英語」として取り上げられている
英語表現でも、十分に通じるわけであり、コミュニケーション上の重大
な誤解を招くような表現はわずかである。本書によって、かえって英語
を使うことを恐れることになっては、英語習得のためには本末転倒であ
る(著者の最近のご著書(本書も含め)では、このような注意書きも
書かれるようになった)。
本書に限らず、著者の本は、英語に接した量と経験をある程度お持ち
の方が、自分の状況を考えながら主体的に使うと有効であるように
感じる。その意味では、上級者向けの本とも言える。
こられた著者が、タイトルが示す通り、日本人がよく使う英語表現
を200個近く取り上げ、もっと自然で、ネイティブがよく使う英語
表現を、言い換え表現として提示したものである。
例えば、"You are welcome."は、やや素気ない響きがあるため、代
わりに、"My pleasure."や"Anytime."などを紹介し、ちょっとした
お願いごとをする際に"Please help me."は大袈裟な印象があるため、
代わりに、"Could you help me a little?"や、"Do me a favor?"
などを紹介している。
本書の特長は、確かに、"How much?(いくらですか)"や、"Pardon?
(なんて言ったの)"や、"Of course.(もちろん)"など、日本人が
頻繁に言う(言ってしまう)表現を集めていて、その代替表現を紹介
することで、表現のバリエーションを増やしてくれることである。
また、文法的に正しい英語でも、それが「自然かどうか」は、やはり
ネイティブの感覚でないと分かりにくいことが多く、本書のような本
は有用なものである。
ただ、本書で「日本人が使いすぎる英語」として取り上げられている
英語表現でも、十分に通じるわけであり、コミュニケーション上の重大
な誤解を招くような表現はわずかである。本書によって、かえって英語
を使うことを恐れることになっては、英語習得のためには本末転倒であ
る(著者の最近のご著書(本書も含め)では、このような注意書きも
書かれるようになった)。
本書に限らず、著者の本は、英語に接した量と経験をある程度お持ち
の方が、自分の状況を考えながら主体的に使うと有効であるように
感じる。その意味では、上級者向けの本とも言える。