英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか (PHP新書) の感想

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コンサルから就活生へのアドバイス。

一流企業へ入れるのはほんの一握り。大多数は入れない。
そもそも英語もできない、実務経験もない学生が一流企業に入れるわけがない。

内定をもらえず負け組として落ち込み、最悪自殺する人もいる現在の就活。
そんな状況を打開すべく新たな道を提案。留年して武器を身につけ勝てる場所を選ぶというもの。
具体的には半年間のアジア留学（マンツーマン英語）＋現地インターン。
何も考えずに就職するよりおもしろい選択だと思う。

前半はアドバイスとして良かったが、後半は筆者の愚痴かと思う程読んでて辛い。
「意識の高い学生（笑）」、「就職人気ランキング」に対するこき下ろしがやや不快なレベル。
学生の見る目の無さや、20年前のランキング結果を社名を出して嘲笑するなど。

あとがきでまた人が変わったかのように優等生然としてうまくまとめようとしているのが面白い。
多くの就活学生が悩むであろう志望動機に関し、　＝人生設計ではない　という指摘は優れていると思う。