基礎解析学 の感想

1年次の夏休みに物理数学のイメージ作りに使った。
そんなに難しくなく証明などは省略してある。たまに腑に落ちないこともあるが私もそうですが数学は道具の人にはイメージ作りに良いです。この後に専門書など読むと専門に入りやすいです。
ただ内容は物理数学の全ては網羅していないため、クライツィグとかもう少し高級な物もやる必要はあると思います。

基礎解析学は、矢野健太郎氏の「解析学概論」の内容を更に実務者向けにしたものである。微分方程式、ベクトル解析、複素平面、複素関数論、フーリエ変換、ラプラス変換を手っ取り早く学ぶのに適している。

理工系の道具として最も重要な上記・応用解析をコンパクトな１冊にまとまっているのは重宝できる。

氏の「微分積分」「線形代数」は内容の程度のわりには分厚だった。高校課程の部分を省けば、「微分積分・線形代数」という一冊の本にまとまっていただろう。