ラプソディ・イン・ブルー (SACD-Hybrid) の感想

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参照データ

タイトルラプソディ・イン・ブルー (SACD-Hybrid)
発売日2014-05-14
アーティスト山下洋輔×佐渡&シエナ
販売元avex CLASSICS
JANコード4988064258208
Disc 1 :Mr.O
ピアノ協奏曲 第1番 即興演奏家の為の≪エンカウンター≫:第4楽章
ラプソディ・イン・ブルー
ボレロ [ピアノ・ソロ版]
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲

購入者の感想

佐渡さんと山下洋輔とが共演したガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」をじっくりと聴きたいがためにこのアルバムを手にとりました。冒頭のカデンツァからして山下色に染め上げられています。他では絶対に聞くことが出来ません。オリジナリティに溢れ、それでいてガーシュインにリスペクトがあって。
満を持してシエナのトゥッティが入ってくる箇所の切れ味は抜群でした。いいですね。いつも以上にノッテいるシエナと佐渡さんなのが音楽を通して伝わってくるからこそ、ライブ録音の良さが活きるわけです。

録音の良さも評価すべきでしょう。ピアノの音は当然として、シエナの各奏者の分離もよく、文京シビックホールってこんなに音が良いホールだったっけ、という感じで聴いています。

それにしても自由奔放の山下洋輔のアド・リヴですから、いつもと全く違う「ラプソディ・イン・ブルー」を聴くことが出来るからたまりません。このアルバムはこの演奏を聴くためにあるのでしょう。10分以降などは何の曲を聴いているのか分からなくなりましたが。
ウィンド・オーケストラですから、ヴァイオリンのパートがクラリネットで奏でられることが多いわけで、響きの違いも印象に残ります。

山下洋輔のアバンギャルド的な奏法に対して、ついて行けないリスナーもいることでしょう。当方は、以前bunkamuraでのコンサートで山下洋輔のピアノでの「ラプソディ・イン・ブルー」を聴いて、いたく感動したこともあるものですから、当然好みです。彼の個性が光り、まさしく躍動感に満ち溢れています。なんでもあり、という感じを受けますが、オリジナルの調性を意識して確実にそこへ回帰していますので、比較的安心して聴くことができます。ジャズ愛好家にはお勧めしますが、クラシック好きの方は好まないかもしれません。賛否が分かれる演奏ですが、それゆえ実に広がりのある大きなイメージをもつガーシュインでしょう。

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