歴史を学ぶということ の感想
参照データ
タイトル | 歴史を学ぶということ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 入江 昭 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061498112 |
カテゴリ | ノンフィクション » 歴史・地理・旅行記 » 歴史 » 人物評伝 |
購入者の感想
本書は全体として三部構成となっていて、第一部が「軍国少年」だった同盟通信記者入江啓四郎の息子入江昭がひょんなことから東大受験からそれてグルー基金の奨学生となって米国に渡りハーバード大学院に入学するまで。第二部がハーバードからシカゴ大学へと続く学究生活の思い出。そして第三部が筆者の国際政治雑感のようなエッセーとなっている。
それにしても入江先生って、やっぱり優秀だったんだなあと思わざるをえない。だってグルー基金奨学生に選ばれるのは日本からたった四人!まず、その試験にパスしてしまう。そして留学先のハーバード大学ならぬハヴァフォード大学ではいきなり学年5番になりファイベータカッパクラブ(全学の上位数パーセントしか入れない超優秀生の排他的クラブ)に入会を許され、卒業は文字通り「最優秀」。そして楽々とハーバード大学院へと進んでいくんだから。第二部では学究生活の模様が比較的淡々と綴られる。発見は、入江先生の長女が出産時の事故で脳をやられ障害児となったこと。エリートのかなりが子女に不幸を抱えている人が多いといわれているが入江先生もご多分に漏れず不幸。第三部は最近の国際政治の模様を先生が筆の向くままに書き流しような内容となっている。
それにしても入江先生って、やっぱり優秀だったんだなあと思わざるをえない。だってグルー基金奨学生に選ばれるのは日本からたった四人!まず、その試験にパスしてしまう。そして留学先のハーバード大学ならぬハヴァフォード大学ではいきなり学年5番になりファイベータカッパクラブ(全学の上位数パーセントしか入れない超優秀生の排他的クラブ)に入会を許され、卒業は文字通り「最優秀」。そして楽々とハーバード大学院へと進んでいくんだから。第二部では学究生活の模様が比較的淡々と綴られる。発見は、入江先生の長女が出産時の事故で脳をやられ障害児となったこと。エリートのかなりが子女に不幸を抱えている人が多いといわれているが入江先生もご多分に漏れず不幸。第三部は最近の国際政治の模様を先生が筆の向くままに書き流しような内容となっている。