夏の夜の夢・あらし (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者シェイクスピア
販売元新潮社
JANコード9784102020081
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 戯曲・シナリオ » イギリス・アメリカ

購入者の感想

「夏の夜の夢」にも「あらし」にも、妖精が出てくるが、

それが現実にいるかのようなリアリティーがある。そ

して、どちらの話もハッピーエンドで終わるのが、う

れしい。シェークスピアの目には、妖精が、魔法が、

見えたのではないかと思ってしまうほどのできばえである。

少し前ハリウッド映画にもなっていた『真夏の夜の夢』(ただし福田恒存氏は
夏至の前日という舞台設定、そしてイギリスの夏は過ごしやすい陽気であるこ
とを考え合わせ、「夏の」夜の夢にしている)&シェイクスピア晩年の傑作、
『テンペスト』をおさめた文庫。
一見、異様な取り合わせにも思えるが、両作品とも、妖精が出てくるなど多少
幻想的なところが共通しているともいえよう。
妖精パックの手違いで、恋人たちがごちゃごちゃになってしまうMidsummer
Night’s Dream、そして領地を追われたミラノ公プロスペローが、自分と娘
ミランダを追いやった者たちを乗せた船を難破させるところからはじまる『あ
らし』、どちらも面白く読める作品。結局、夏の夜の夢の恋人たちはあれで良
かったのだろうかとか、プロスペロー達の和解が微妙に不完全だったり、と
いうところもあるが、短くて読みやすく、基本的にはハッピーな物語である。
巻末に解題つき。但し、字がとても小さい上、ところどころブレたようになっ
ていたりして、体裁上は読みにくい。

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新潮社から発売されたシェイクスピアの夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)(JAN:9784102020081)の感想と評価
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