世界を、こんなふうに見てごらん (集英社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 世界を、こんなふうに見てごらん (集英社文庫) |
発売日 | 2013-01-18 |
製作者 | 日高 敏隆 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087450279 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » は行の著者 |
購入者の感想
このなかでは、科学者として、自分の科学観、人間観を述べています。
言っていることのいくつかはなじみのあることだったのですが、
「生物は今ある環境のすべてを認知しているわけではない。
人間も生物であり、したがって今ある環境のすべてを認知しているわけではない。
人間が考える絶対的なものも実は認知できる環境を通しているに過ぎない。」
という考え方は心に深く響きました。
ともすると人間は絶対的なものを考えることができる存在である
(こういう考えがないと発展できない科学分野があるのも事実ですが)と
思い上がりがちなのですが、
この本を読んでそういったおごりをなくしていかなければいけない、と思いました。
言っていることのいくつかはなじみのあることだったのですが、
「生物は今ある環境のすべてを認知しているわけではない。
人間も生物であり、したがって今ある環境のすべてを認知しているわけではない。
人間が考える絶対的なものも実は認知できる環境を通しているに過ぎない。」
という考え方は心に深く響きました。
ともすると人間は絶対的なものを考えることができる存在である
(こういう考えがないと発展できない科学分野があるのも事実ですが)と
思い上がりがちなのですが、
この本を読んでそういったおごりをなくしていかなければいけない、と思いました。