火群のゆくへ―元楯の会会員たちの心の軌跡 (柏艪舎ネプチューンシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 火群のゆくへ―元楯の会会員たちの心の軌跡 (柏艪舎ネプチューンシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 亜繪美 |
販売元 | 柏艪舎 |
JANコード | 9784434070662 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
昭和45年11月25日、市ヶ谷での義挙について、あまりに衝撃的だったので、当時は田舎の中学生だった評者も記憶にある。
東京で何か事件が起きた。
しかし、その全貌はまったくわからない。
さらに、なぜ、2人もの人が割腹自決しなければならなかったのか。
その渦中の人といってもよい「楯の会」会員はマスコミの餌食になるだけで、自分自身を見失ったのではと推察する。
読み進むと、語りきれない苦渋がにじみ出てくる。
一人、一人、聞き取りに回った著者の苦労は計り知れないものがあったことが行間から伝わってくる。
外野席は、他人の人生にいろいろと責任のない言葉を投げつける。
その場、その立場になってみなければ分からないことは多い。
たまたま、歴史の一証言者になった元「楯の会」の方々にとって、静謐な時間が必要だった。
ようやく、静かに冷静に語れる時間がやってきたということになる。
あの義挙を知るには、欠かせない一書ではある。
時代の証言者としてインタビューに応じられた元会員の方々に感謝したい。
他人とは異なる重荷を背負われただけに、語っていただき「ありがとうございます」と述べたい。
東京で何か事件が起きた。
しかし、その全貌はまったくわからない。
さらに、なぜ、2人もの人が割腹自決しなければならなかったのか。
その渦中の人といってもよい「楯の会」会員はマスコミの餌食になるだけで、自分自身を見失ったのではと推察する。
読み進むと、語りきれない苦渋がにじみ出てくる。
一人、一人、聞き取りに回った著者の苦労は計り知れないものがあったことが行間から伝わってくる。
外野席は、他人の人生にいろいろと責任のない言葉を投げつける。
その場、その立場になってみなければ分からないことは多い。
たまたま、歴史の一証言者になった元「楯の会」の方々にとって、静謐な時間が必要だった。
ようやく、静かに冷静に語れる時間がやってきたということになる。
あの義挙を知るには、欠かせない一書ではある。
時代の証言者としてインタビューに応じられた元会員の方々に感謝したい。
他人とは異なる重荷を背負われただけに、語っていただき「ありがとうございます」と述べたい。