戦中派虫けら日記―滅失への青春 (ちくま文庫) の感想
参照データ
タイトル | 戦中派虫けら日記―滅失への青春 (ちくま文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山田 風太郎 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480034090 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日記・書簡 » 日本文学 |
購入者の感想
単純に医者の家系だからなのか?
虫けら日記からは人命を救う医師という職業への憧れだとか、合格するための猛烈な受験勉強だとか(好きな本ばかり読んでいる、それでも合格出来るのは凄い。頭が良いからそんなに勉強しなくても良い。)、東京医専(現在の東京医科大学)に合格できた喜びだとか、その手の感情表現が見当たら無かった。戦後、医師にならずに作家になった事を考えれば、もしかすると生き延びる為だったのだろうか?そうだったとしても致し方無い。誰だって若死にはしたくないのだから。ともかく他の日記も読んでみることにしましょうか。
11/29(晴)
レイテ湾特別攻撃隊、八鉱隊、十機命中十隻を屠る。凄絶いうにたえたり。隊長年齢二十三歳、隊員大半一昨年学窓より羽ばたきし学鷲なる由、わが生、わが命、謝すべきか、恥ずべきか。
虫けら日記からは人命を救う医師という職業への憧れだとか、合格するための猛烈な受験勉強だとか(好きな本ばかり読んでいる、それでも合格出来るのは凄い。頭が良いからそんなに勉強しなくても良い。)、東京医専(現在の東京医科大学)に合格できた喜びだとか、その手の感情表現が見当たら無かった。戦後、医師にならずに作家になった事を考えれば、もしかすると生き延びる為だったのだろうか?そうだったとしても致し方無い。誰だって若死にはしたくないのだから。ともかく他の日記も読んでみることにしましょうか。
11/29(晴)
レイテ湾特別攻撃隊、八鉱隊、十機命中十隻を屠る。凄絶いうにたえたり。隊長年齢二十三歳、隊員大半一昨年学窓より羽ばたきし学鷲なる由、わが生、わが命、謝すべきか、恥ずべきか。