Fear: Trump in the White House の感想
参照データ
タイトル | Fear: Trump in the White House |
発売日 | 2018-09-11 |
製作者 | Bob Woodward |
販売元 | Simon & Schuster |
JANコード | 9789526532998 |
カテゴリ | 洋書 » Subjects » Biographies & Memoirs » Leaders & Notable People |
購入者の感想
本書で読む限り、トランプ大統領と言う「政治家」は、「政治家」の体をなしていない。街の飲み屋で酔っぱらったオッサンの素人政談か、わけしり顔の政治通が、床屋さんか、タクシーで垂れる政治講釈に過ぎない。
プロの政治家であれば、国内外の世論に配慮し、各種の情勢を分析し、制度上の制約を踏まて、結論を出すのだろう。ある種の「庶民感覚」で言えば、難しそうな小理屈を並べて学識を自慢し、挙句には、出来ない理由にするだけだと言うことになる。その対極にあるアマチュアの政治家がトランプ大統領と言うことになる。本書の中でも、専門知識を持つ閣僚や側近が、匙を投げ、自ら辞職し、或いは更迭されて行く。だが、中間選挙の結果は、想定内に収まった。アマチュア大統領「トランプ」の「偉大さ」を理解するには、最適の一冊だと思う。
トランプ大統領のアマチュアリズムは、米国と世界の政治をかき回しているのだが、予算や行政が混乱してまったくの機能不全に陥っている訳ではない。本書の中でも再三出てくるのだが、法律上出来ない、手続き上必要だと言われれば、大統領と言っても好き勝手は出来ない。トランプさんも不満気ではあるが、反論できるだけの法律や行政の知識がないので突破できない。「適正手続きの保障」、「手続き的正義の重視」と言う、米国の政治制度の偉大さも良く分かった。
政治におけるアマチュアリズムって厄介ですね。
プロの政治家であれば、国内外の世論に配慮し、各種の情勢を分析し、制度上の制約を踏まて、結論を出すのだろう。ある種の「庶民感覚」で言えば、難しそうな小理屈を並べて学識を自慢し、挙句には、出来ない理由にするだけだと言うことになる。その対極にあるアマチュアの政治家がトランプ大統領と言うことになる。本書の中でも、専門知識を持つ閣僚や側近が、匙を投げ、自ら辞職し、或いは更迭されて行く。だが、中間選挙の結果は、想定内に収まった。アマチュア大統領「トランプ」の「偉大さ」を理解するには、最適の一冊だと思う。
トランプ大統領のアマチュアリズムは、米国と世界の政治をかき回しているのだが、予算や行政が混乱してまったくの機能不全に陥っている訳ではない。本書の中でも再三出てくるのだが、法律上出来ない、手続き上必要だと言われれば、大統領と言っても好き勝手は出来ない。トランプさんも不満気ではあるが、反論できるだけの法律や行政の知識がないので突破できない。「適正手続きの保障」、「手続き的正義の重視」と言う、米国の政治制度の偉大さも良く分かった。
政治におけるアマチュアリズムって厄介ですね。