あした死んでもいい片づけ 実践! ―覚悟の生前整理 の感想

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衝撃的なタイトルに惹かれて思わず購入しました。
「あした死んでもいい片づけ」とは、まさに今私が望んでいることです。
今私は50代ですが、ガンで在宅療養中の身で、体調が少しでもマシなときを見計らって、少しづつ家を片付けています。
あした死ぬとはまだ思ってないけれど、あした死んでもいいように片付けていきたいと切に願っています。
そんな私に、この本は、タイトル以上の衝撃と感動を与えてくれました。
著者の書く言葉がどれもこれも、心に響きます。今までたくさんの片づけ本を読んできて、実際に役に立った本や読んで良かった本は多かったけれど、この本は特別です。まさに私のイチオシ！
普通の片づけではなく「過去のモヤモヤと訣別」し、「キッパリ」とした自分自身になれそうです。
ちなみに、表紙やイラストはまったくもって私の好みではありませんが、そんなことなど吹き飛ぶくらい、内容が良かったです。
読み終えてすぐに、また何度も読み返したくなります。kindle版なので、ハイライト機能が使えますが、私は普段はほとんど使いません。が、この本は、次々とハイライトを入れてしまい、むさぼるように読んでしまいました。
今まである程度片付けてきたけれど、徹底的に片付けてしまうことには、一抹の寂しさがありました。けれど、この本に書かれているように、モノを置いてきたのも自分、片づけるのも自分。後に残される家族のためにもやり遂げたいと強く感じたし、寂しさなどではなく、明るく自由な時間が自分を待っているのだと思えました。