[ポイント図解]PDCAが面白いほどできる本 の感想

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多くの会社の現場は来期の目標予算を今期の延長で考え「できる目標」を出すことが多いが、著者はそうではなく「あるべき姿」から逆算し目標をつくるべきだと言っています。そしてその目標は更に上の「目的」があえばこそ。この目的はメンバーと共有できれば一つになることができる。
例えば、
エベレスト登頂にたとえれば、目標が「頂上」。そこから見渡せる「雲海」が目的。美しい「絶景」を前に大きな感動を覚えるのは、それまでに険しい「絶壁」をよじ登ってきたから、というわけです。
著者はプランの作り込みの大切さを指摘していますが、読んでみるとこの本の場合のプラン＝戦略的な問題解決案であるとわかります。
すなわち、あるべき目標とできる数値のギャップを埋めるための施策をあらかじめ考てプランにすることがなければPDCAは意味がないということです。
世界的に見て日本は生産性が低いとされていますが、ここのところの残業禁止や有給休暇取得推進などよく働く＝良いことという意味ではなくなりました。よく働く＝決められた時間で最大の成果を出すことです。
１日８から９時間労働で月間２００時間とし、その時間にレバレジをかけて目標を達成する。なかなか面白い目標です。
量から質へマインドチェンジしていかないと報われない時代になってきました。