日経ソフトウェア 2015年 06 月号 の感想

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この本は、特集2で「今こそ学ぶC言語」として、C言語を、JavaやC＃と比較しており、おまけに、「Visual Studio 2013」から最新規格にいち早く対応しているコンパイラ「Clang」への乗り換え方も書いてある。「Clang」はC++11の上に2014年に策定されたC++の規格「C++14」や現在策定中の「C++1z（C++17になる見込み）」の大半の仕様を実装済みというからびっくりした。70ページからの「C言語のプログラミング環境をチェック」では、「Visual Studio　Community　2013（C++11に対応）」、「GCC」、Mac OS Xの「Xcode」、「Pleiades All in One」、「Borland C++　Compiler 5.5」にも言及しているのが興味深かった。
どのコンパイラを選ぶかは、自分で責任を持って決めるなり人に相談するなりして、単に新しいからインストールしたでは済まないと思う。

付録1の「基礎からわかる！SQLポケット学習帳」は見かけよりずいぶんいろんなことを教えてくれた。
付録2の「アルゴリズムまるごと学習ブック」は、情報処理1種やソフトウエア開発者試験で出たことがある「ボイヤームーア法」、応用情報技術者試験で出題されたことのある「エイトクイーン」、「逆ポーランド記法」、「マージソート」その他のアルゴリズムが載っている。好きな人は試験に出るか出ないかは抜きにして楽しめる内容だと思う。

他の記事も興味深いものがあるので、一通り読んでみることをお勧めする。