天国でまた会おう(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) の感想
参照データ
タイトル | 天国でまた会おう(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ピエール ルメートル |
販売元 | 早川書房 |
JANコード | 9784151814518 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » フランス文学 |
購入者の感想
彼の作品はおおむね、サプライズはあってもあまり爽快な読後感は乏しいが、これも読後感は良くない。これまでのように、プロットで読ますのではなく、ストーリー展開に面白みがあるが、登場人物の誰にも感情移入できない閉塞感がある。それにしても、カバーの宣伝文句にこれを「群像劇」としているが、ただ人間関係が複雑に紡ぎ合っているだけで、このようなのを「群像劇」とは決して言わない。早川編集部のとんでもない誤解である。